Weekendcycler

Cycling, taking photographs, and drinking a cup of coffee on the weekend

箱根まで自転車を運んでみた

なんと、今日は箱根まで自転車を運んでみました。車で。


何を言ってるのかわからねーと思うが、早い話が車に自転車を乗っけていったが現地で乗らなかったってことなんだぜ。


何故そんなことになったかというと、要するに現地の天気が悪かった。そう、雨が降っていたのです。
そんなん行く前からわかってるじゃねーか!たしかに。


だが待ってほしい。
そもそも社会人自転車乗りは休日に雨が振ると精神的に死んでしまうのだ。
平日頑張って働いて、やっとこさ週末を迎え、いざ天気をチェックすると雨、雨、雨…どうしようもない社会人の宿命が襲いかかってくる。
それでも、一縷の望みがあるならそれに賭けてみたいと思うのが自転車乗りの性ってやつだ。


そんなわけで、僕と職場のK先輩は小雨降る中ロードを車のトランクに積み込み、箱根へと向かったのであった。


そして途中で雨脚が強くなったり弱くなったりするのに一喜一憂しつつ、
フェラーリの集団に囲まれて風景がグランツーリスモっぽくなったりしつつも現地に到着。


外に出てみると、やはり雨が降っている。
でもいけない雨じゃない、せっかく来たし登りましょうということで、準備開始。
着替えたりしているとここで衝撃の事実が発覚。


K先輩「ビンディングシューズ忘れたわ…」
僕「なんと」


皆さん、ビンディングシューズは知っているだろうか。
一応説明しておくと、ビンディングシューズとは
足とペダルをくっつけることができる自転車用の靴である。
スキーブーツと板を想像してもらえればよいと思う。

ペダルと脚がくっつくというとなんだか怖い気がするが、良いところもある。
足とペダルがくっつくことによって、ペダルに「踏む」だけでなく「引く」力を加えることができる。
これによって、回転の効率が上がるため、一度の回転でより自転車を前に進ませることができるというわけ。


これを忘れると何がまずいかというと、ビンディングシューズには専用のペダルが必要であり、
そのペダルは(一部例外もあるが)対応するビンディングシューズでしか踏んだり引いたりすることができない。
例えばスニーカーでスキー板を履こうとしても無理なのと同じで、
ビンディングシューズが無いと自転車をこげなくなるということである。


というわけで、走るにはシューズを取りに戻るか、買うかという選択肢しかない。
ちなみに僕らが住んでいるところから箱根までは高速使って大体1時間弱といったところ。

だが正直、雨が降っている箱根を走るのに、新しいビンディングシューズを買ったり取りに戻ったりするほどのメリットはない。
(しかも1日中雨降る予定だし)
そう思った僕らは、走るのをやめて温泉にゆっくり浸かる方向へシフトチェンジ。


ここで断っておきたいのが、今日走れなかったことについて僕は何も気にしていない。
雨が降る日に走るのは何もいいことがない(自転車汚れる、体が冷えて風邪ひく)
ので、むしろ走らないことが決まって安心したまである。


ちなみに、もともと今日は走ったあと温泉に行く予定だったので、
予め目星は付けていた。
天山湯治郷tenzan.jp
である。

泉質と効能
温もり効果のナトリウム塩化物泉と、皮膚効果のアルカリ性単純泉の二種類の泉質です。浴槽ごとに泉質と温度が分かれています。効能は冷え症、肩凝り、筋肉、関節のこわばり、腰痛、疲労回復、慢性婦人症、美肌と多様ですが、本当の効果は人が地球の羊水に包まれて、ご自身の内なる自然に気づかれることから全てが始まると私たちは考えています。

もはや効能が多様すぎてわからんのが温泉あるある。
効用はともかく、設備が充実している(野天風呂や岩風呂、洞窟風呂等々)のとアクセスのしやすさ(箱根湯本から割と近い)から
どうやら日帰り温泉としてかなり人気の温泉らしく、
休日は駐車場に入場規制がかかるレベルとのこと。
しかし僕らが着いたとき(というかここで着替えたりしてたんだけど)は時間も早いせいかガラガラ。


小綺麗な階段を登り、入浴料1300円を入って中に入る。
DSC01416

前年までと比較して早いのか遅いのかはわからないが、まだまだ紅葉が綺麗。
DSC01418

効用だけではなく紅葉もすごいとか、一眼持ってくりゃ良かったですね。

さて、中は撮影してないのでテキストだけの説明になるが、いざ入ってみると人気が出る理由もわかるというもの。
箱根湯本なので、山の上の方の露天風呂のような絶景はないけれど、入れる風呂の種類が10個以上あって退屈しない。
他愛ない話をしながら様々な風呂を転々とし、気付いたら2時間くらい経っていた。

やはり温泉はいい。
うちの寮、夜遅く帰ってくると風呂の湯が冷めているし、
シャワーの湯がシェアードエブリシング方式になるという問題点がある。
シャワーの水圧は強い方がいいし、風呂は適温でゆっくり浸かりたいマンにとっては辛い現実である。
だからこそたまにこういう温泉に浸かってゆっくりする時間、いいと思います。


そろそろ腹も減ったなということで、風呂を出て飯へ。
とそこで、めし処をググるために寄ったコンビニの向かいに焼き菓子のお店を発見。
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先輩がお土産を買うとのことで、大の甘いもの好きの僕は待ってましたと付いて行くことに。
この菜の花というお店、どうやら栗推しのお菓子屋らしい。
www.nanohana.co.jp
いいね、季節だね。


いろいろ迷って結局決めきれず、焼きモンブラン、栗まんじゅう(月のうさぎとかいう)そしてどら焼きを購入。
家に帰ってからが楽しみである。
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さて、肝心の昼飯をどうするかである。
風呂の中の会話でラーメンにしようという話はしていたけれど、
肝心の場所はまだ決めていなかった。


とりあえず「箱根 ラーメン」でググッて評価の高いところを見ると、湯河原のラーメン屋しか出てこない。
湯河原は家とは逆方向に10km以上走ることになるので却下。
結局、小田原にある「極麺 小次郎」に行くことに。
tabelog.com
この小次郎、「濃厚」「魚介」ということでかなり楽しみだったわけだが、
実際食べた瞬間おっ!ってなるぐらい、めちゃくちゃ美味しかった。

ちなみに僕が注文したのは青鬼チャーシューねぎらぁ麺大盛り味玉トッピング。
DSC01432

とろけるようなチャーシュー、目の覚める辛さのネギ。
そして濃厚な魚介の旨味がたまらない。麺は太縮れでよくスープに絡んでいてこれもまた美味。
うますぎて語彙が貧弱になっているのは気にしないでほしい。
ともあれ、小田原方面に行く人は食べておいて損はない味である。


さて、そんなこんなで温泉ラーメンと充実した1日を過ごし、


K先輩「今回は自転車を箱根まで運べるかのテストだったんだ」
僕「次こそ本番ですね!」


などとわけのわからない会話をしながら帰路につくのだった。
奥様、近いうちにもう一度先輩をお貸しいただきたく…


帰宅してからは甘味を堪能。
所謂至福の時間というやつである。
そして間違いなく美味い。

まずはどら焼きから。
我慢できずに帰宅と同時にすぐ食べてしまったので、残念ながら写真はない。
だがこのどら焼き、美味であった。
特筆すべきはバターである。
餡こに隠れてちょこんとバターが入っているのだが、これがめちゃくちゃマッチする。
乳製品と餡この組み合わせには無限の可能性を感じる。


次に焼きモンブラン
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中に栗がまるごと1つはいっている豪華仕様。
表面はアップルパイのようなサクサク生地で、中は栗のペーストによって蒸し栗が覆われているといった感じ。


最後は栗まんじゅう、月のうさぎ。
DSC01976
月のうさぎというだけあってさながら月のような見た目。
今まで使わずに取っておいた青地に星のプレート(オーダインプレートと呼んでいる)を取り出して載せてみたところ、非常によく映える。
こうしてみるとまるで星空に浮かぶ月のようで美しい。

この月のうさぎは甘さ重視の白と、ちょっと渋めの黒があり、自分は黒を選択。
外のきなこの甘さと中の栗の渋みがちょうどいい塩梅で融け合ってこれまた美味い。


次は補給食として道中で購入したいものである。
頑張って坂を登った自分にご褒美というやつ。


さて、自転車で走れなかった割には充実した楽しい1日であった。
車を出してくださったK先輩には感謝しかないです。ありがとうございました。


また明日から仕事頑張らない。
おやすみなさい。

坂を登る理由について考えてみた

自転車に乗っているといつも考えることがある。

今からだいたい4年前、ちょうどクロスバイクを買ったばかりの頃。
小学校来の友達と一緒に腕試しに筑波山登りに行ったっけ。


山の中腹辺りに差し掛かったとき、ふと後ろを見ると、
ロードに乗った自分より二回りくらい年上の、オレンジ色のジャージを着たおじさんが登ってきた。
そして必死こいて登る俺らをチラッと横目で見ながら、ものすごいスピードで横を抜いていったのを今でも覚えてる。


あのときは、こんなに速い人がいるのか…と驚き、初心者ながら悔しかったものだ。


そしてそれからずっと、坂を登るたびに頭をよぎることがある。
それは今の自分はそのおじさんと比べて速いのか、それとも遅いのかということ。


考えても答えは出ない。
何故なら、記憶の中にしかいないおじさんには絶対に勝つことはできないからだ。


それでも見えないおじさんの背中に追いつきたくて、今日も坂を登る。
これからもずっと登って行くんだなと思う。


皆さんは坂を登る理由、ありますか?

2015 BOSOツーリング ステージ3 紅葉ライド に参加してきた part1

三連休の中日である11/22、自転車のライドイベントに参加してきました。
エントリーをしたのはちょうど一ヶ月前の10月末あたり。
神戸の出張中に仲良くなった自転車乗りの先輩に誘ってもらったことがキッカケでした。


とりあえず参加を表明したものの、総走行距離100km↑、獲得標高1800m↑と、
体力精神力ともにドン底まで低下していた自分にはしんどそうなレイアウトでした。


そんなわけで、エントリーをしてから当日まで、
自分の身体を走れる身体に戻すための準備を着々と進めてきました。
具体的にはこんな感じ。

  • 平均睡眠時間7時間以上
  • 毎朝だいたい同じ時間に起床、就寝
  • 朝夕は自炊で野菜中心の食生活を徹底


まずは睡眠、これは言わずもがなでしょう。
入院前は平均睡眠時間5時間という生活を送っていました。
普通ならこれで問題ないという方もいると思います。
(実際、4時間でも無病息災で生活している人もいます)
僕の場合、毎日1時間ぐらい三本ローラーに乗っていたので、
気付かないうちに疲労が蓄積して最後に爆発してしまったのかなぁと。
というわけで、この一ヶ月は7時間以上意識して睡眠をとりました。


他にも何かあるだろうということで、
健康な体を作るにはどうしたら良いかということを色々な人に聞いてみた結果、
やはりというか、規則正しい生活リズムを守るという意見が多かったです。
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。同じ時間に食べる。


メリットは、規則正しい生活を繰り返すことによって、微細な体調の違和感に気づくことができるようになり、
未然にリスクを減らすことができること。


他には、起床と睡眠のタイミングがめちゃくちゃになることによって
なかなか寝付けなかったり、変な時間に起きてそのまま眠れなかったりして
睡眠時間がちゃんと確保できず、体力の回復が追いつかないなんて問題を回避できます。
ただ話を聞いてみると、いつでもいくらでも寝れる、寝れば治るみたいな人もいて本当に羨ましい…少なくとも自分はそうではない。


重要なのは、休日も生活リズムをしっかり守ること。
社会人になってからのここ1年半くらいを振り返ってみると、
連休に必ず体調を崩している僕。
去年のGWも今年のGWも風邪をひき、さらに今年のSWに入院。


何故なのか。


答えは簡単。
今までの推理を当てはめると、休日前に夜更かしすることによって生活リズムが乱れているからという結論が導けます。
しかも、僕の場合寝ることが苦手なので強制的にリズムを戻すことが出来ない。
何度自転車旅行の計画がパーになったことか…渋峠…くそ…


というわけで、この一ヶ月は生活リズムを一定に保つことを心がけました。


そして最後に食生活。
今まで僕は食生活に気を使ってきたつもりでした。
野菜は定期的に摂取していたし、抜かすことも殆どありませんでした。
しかし、朝飯だけは適当に済ませていたのです。
それこそ、カロリーメイトとか、おにぎり1個とか。


それで問題無いという方も沢山いると思うんですが、
何が原因でこんなに体調崩しているのかさっぱりわからんということで、
やるとなったらとことんやってやるわ!と思い、
夕飯と朝飯にとにかく野菜を食べることを意識しました。


と言っても、夕飯に作った野菜たくさん鍋の残りを朝食べるだけなんですが。
ちなみに具はこんな感じ。

  • 鶏肉
  • ネギ
  • ニラ
  • 生姜
  • 人参
  • 適当なキノコ
  • 豆腐
  • にんにく(たまに)


とにかく抵抗力を上げそうなものをぶち込みました。
鶏肉はジャスティス。ニンニクは毎日食べるとアカンので時々。
これをほぼ毎日食べ続けました。
毎日同じもの食べてて飽きないのかという話がありますが、
僕はそういうのは全然大丈夫で、学生時代も毎日自分で作ったカレーを食べてました。
それよりも、自分は健康な物を食べ続けているという満足感がでかいんだろうなぁ。
一種の病気だと思ってます。


ついでに、イベント一週間前から毎日三本ローラーを続けるようにしました。


この一ヶ月、そんな生活を続けていたわけですが
退院後しばらく続いていた筋力低下による全身の痛みも回復し、
腹の調子もすこぶる良くなりました。


こんなん無理だよ!仕事終わらないよ!という人もいると思います。


たしかに。


僕がこれを実践できたのも、ちょうど繁忙期が終わって早く帰れるようになったからなのですが。


ちなみにデメリットもあり、朝ごはんをしっかり食べたり、自炊するためには
早寝早起きしたり家事にとられる時間が多くなります。
なので自然と自由時間が減ってしまうことになるわけです。
こればっかりはどうしようもないのかなぁ…その分休日を早寝早起きして、楽しむことでしょうか。
あと、電車の中でPSVITAをプレイしていくスタイル。


今になって思えば、大学の頃の僕の生活は
時間はズレているけれど毎日同じ時間に寝ていたし、
朝晩具だくさんのカレーを食べていたので
それなりにちゃんとしていたんだなぁと。


ってあれ…ライドの話をするつもりが殆ど健康管理の話になってしまった…


とりあえずブログ更新が三日坊主じゃなくなったのでよしとしましょう。
さて、そろそろ寝る時間が近づいてきたので続きはまた後日!

4年振りに「大腸内視鏡検査」をやってきた

本日、有給休暇を使って大腸内視鏡検査、いわゆる腸カメラをやってきました。
4年前にカンピロバクター菌による出血性大腸炎で入院したときにやったのが1回目、
今回は2回目でした。

腸カメラというのは尻の穴からカメラを挿入、大腸の中を直接カメラで観て
異常が無いかどうかをチェックする検査です。


そう、尻の穴から。

尻の穴から。


想像しただけで新時代の幕開け感がある検査ですが、
意外としんどくないんだな、これが。


もう一つ上部内視鏡検査、通称胃カメラ(食道、腸、十二指腸を視る)がありますがこちらはかなりキツい。
一度やったことあるのですが、もうあれは嫌だなと。


というのも、口からカメラを突っ込むので、医者の技量や本人の体質によっては20分間ぐらいずっとゲロを吐き続けることになります。
(ただし、検査前は絶食なので胃液しか出ませんが)


とはいえ、知人の話を聞いていると鼻から入れる胃カメラもあるらしい。
それを聞いた今となっては、僕のあのときの苦しみは一体なんだったんだろうと…


さて、今回内視鏡検査を受けることになった理由はただひとつ。
一ヶ月前に患った大腸炎(10日間入院)が本当に完治しているのかを調べるためです。
(もしくは、他にヤバイ病気に感染してないからどうか調べるため)


先月の入院ではCTを撮っただけだったので、本当に腹の中がどうなっているのかはわかりませんでした。
ただ、血液検査で炎症値が下がったので退院、という感じでした。
なので、本当にこれ大丈夫なの…?という不安が消えず。


4年前に入院したときは入院初日に腸カメラをやり、
大腸の中が血だらけであることこの目で確認したので
ああ、本当に腸がヤバイことになってんだな~と思ったわけですが。
略して腸ヤバイ。


やっぱり自分の目でみるまでは安心できない性分。
お金で安心が買えるなら安いもの!やったれ!と。


こうやって呑気にブログを書いているので、
今日の検査の結果は問題なしだったと先に言っておきましょう。


ただ、この大腸内視鏡検査はなかなか大変。
胃カメラはやるときはしんどいが準備がそこまで必要でないのに対し、
腸カメラはやる前にたくさん準備が必要です。


ここからはちょっと汚い話になります。


腸カメラを入れるまでの工程をまとめるとこんな感じ。


①検査前日は食事制限(素うどん、食パン、豆腐、バナナなど消化の良い物しか食べてはいけない)

②検査前日20時~21時に下剤を200ml飲む

③検査当日の午前中に2~3時間かけて2リットルの下剤を飲む

④さぁ、新時代の幕開けだ!(尻からカメラを入れる)


腸内を隅々まで検査するためには、腸が綺麗な状態になくてはいけません。
そのために下剤を飲みまくり、検査前までにトイレで下痢をしまくって腸をカラッポにしなければならないというわけ。


腸がカラッポであることの目安としては、便が完全に液体になり、
かつ透明であることが肉眼で確認できればOK


僕の場合、下剤を飲みまくってもまだ色がちょっと付いてたので、
追加で水をガボガボ飲んでトイレと待合室を往復しながらなんとか検査できる状態に持っていきました。


病院にきたのが朝の9時、検査の準備が終わったのが15時。
いやはや、ここまでで6時間も経過しています。
PSVITA持ってこなかったら完全に詰んでました(途中でバッテリー切れたけど)。
おかげで詰まってた朧村正元禄怪奇譚の一つ目の中ボス(流儀修羅・アイテム無し縛り)を倒せちゃったよ。


準備ができたら尻の部分がくり抜かれたパンツに着替えていざ内視鏡検査室へ。
痛み止めやら腸の動きを鈍くする薬やら色々打たれてぐったりしていると先生登場。


まず触診から始まります。
具体的には、尻の穴に先生が指をつっこみます。


尻の穴に。


ちなみに男の先生でしたアッー!!
ついでにいうと触診は入院のときもありましたが、そのときは女医さんでした。


触診が終わるとついにカメラを尻から入れていきます。


とここで突然のBGM開始、しかも情熱大陸


僕「えっ、これ情熱大陸ですよね!」
看護師さん「へ?ええ」


なんか薄い反応。
4年前も軽やかなBGMが流れている中ホイホイカメラを尻に入れていた気がするけど、
これはどういう効果が…作業BGM?


それはさておき、カメラの映像は患者も確認できるので、
まるでダンジョンを進んでいるかのような感覚でモニターを視ることができます。
ずっと黙っているのも暇(というか喋ってないと心配)なので、
適当に看護師さんに話かけるも、あんまり言葉を返してくれないw
先生がここはS字結腸、ここは虫垂と説明をしてくれます。


しばらくすると尻から何かが抜けたような感覚が。
時計を見ると30分ぐらいかかっていたようですが、画面に見入っていたため時間が経つのが早かったなぁ。


検査が終わると、次は先生が腸内を撮影した写真を見せながら色々説明してくれます。
まとめるとこんな感じ。


・相当ひどかった腸炎の痕跡が見える。所々に傷跡あり。
・小さいポリープがあったが、悪性ではないので放って置いても問題ない。


先生「いやー、これからトレーニングして体重ちゃんと増やして競技に復帰してね!」
僕「はは、そうします。でも走るとまた痩せちゃうんで中々w」
先生「なるほどねw頑張って!」


てな感じで検査終了。


今回の先生はいつもお世話になっている方なので
僕が自転車を趣味にしていることを知っています。


さて、なんとか無事に終わった内視鏡検査ですが、
もちろん無事に終わらないケースもあるわけです。
いざ観てみたら悪性の腫瘍があったとか、本当にヤバいケースもあると。


しかもそういった腫瘍というのは、通常のレントゲンやCTでは映らないことも多いようです。
また、会社で定期的に義務付けられている健康診断でもまず発覚しません。
癌も初期症状がないものも多いと聞きます。
なので、知らず知らずのうちにヤバいものを体の中に溜め込んでいる可能性もゼロではない。


最近だと、30歳そこそこの女性アナウンサーが癌で亡くなったことが記憶に新しいと思います。
食生活や文化の変化なのかわかりませんが、
若くとも癌にかかる可能性はゼロではない。
自転車選手でいうと、アームストロングが25歳で、
バッソがつい最近37歳で精巣がんになるなんてこともありました。


僕はあまり酒も飲まず、タバコも吸わず、
食生活もそれなりに気をくばっている(つもりだ)し、運動も適度(むしろ過度?)にしています。
そんな僕ですら体調を崩して入院するのだから、
もっと危ない人はいくらでもいるはずなんです。
特にこのストレス社会ではね。


もし自分が大変なことになったら、周りの人まで苦しんでしまう。
なので、これからもこういった検査を定期的に行っていくように心がけたいと思います。
安心が金で買えるなら、安いものですよ。

Panacheのジャージを購入してみた

今週末は2日とも走りに出ました。
両日とも大体40kmくらい、ave26km/hくらい。
走行中に息切れ、走り終わった後に体の痛みを感じるあたり、一ヶ月走ってないとやっぱり落ちるなぁと…とはいえ、全くのゼロにはなってないあたり、まだ頑張ろうって気になります。
来月は100km↑のライドイベントに参加するので、それまでに少しでも戻しておきたいですな。

さて、今回はまたサイクルアパレルの話です。
前回紹介したVolero以外にも気になるブランドはいくつかあり、
その2つ目がPanacheというアメリカのサイクルアパレルメーカーです。
自転車の本場はヨーロッパですが、アメリカはかの有名なランス・アームストロングの出身国ということもあり、自転車の知名度はそこそこ高いのでしょうね。

さて、デザインはどんな感じかというと…
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ヨーロッパのメーカー、例えばRaphaのようにシンプルでクラシックなデザインではなく、様々な意匠を取り入れ、モダンでとてもカッチリとしたアメリカらしいデザインが特徴でしょうか。
インナーに薄くプリントされたシンボルがオシャレです。

ちなみにPanacheという単語をWikiで調べてみると…

パナシェ (Panaché) とは、ビールをベースにした冷たいロングドリンク。 パナシェは、フランス語で「混ぜ合わせた」を意味する言葉。 出来上がりが、あくまで透明でなくては正しいパナシェとは言えないとされる。

なるほど。この「混ぜあわせた」というあたりが実にアメリカンではないかと。
出来上がりがあくまで透明でないとPanacheじゃない、メーカーのこだわりが見え隠れするネーミングだと思います。

ちなみに英語だと「堂々たる態度」「見せびらかし」「気取り」という意味があるそうで。
いずれにせよアメリカンw

さて、そんなPanacheがジャージに取り入れてる代表的なモチーフがHoundstoothです。
直訳すると犬の歯、となります。

辞書でひくと「黒・白・濃淡で犬のきばのような形をした格子縞」
とのこと。

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今まであまり気にしたことなかったですが、言われてみると結構いろんなところでみかけますよね。
それを縞模様としてでなく、メインで持ってきているのがPanacheの特徴。

ちなみに、僕が今回購入したジャージはHoundstoothをメインにどーんとプリントしたこちら、Houndsteeth RWB SS Jerseyです。
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RWBはRed White Blueの略で、その名の通り赤、白、青の縞模様がデザインされた非常に鮮やかで目を惹くデザインになっています。
というか下手したら囚人っぽいですが。。
胸元にHoundsteethの模様が入っているのがわかるかと思います。

尚、今回はPanacheのサイトからではなく、ちょっと自転車乗ってる人なら誰でも知ってるWiggleで購入しました。
前から気になっていたところに、割引がきたのでこれはもう行くしか無いなと。
上下で揃えないとカッコつかないので、ビブショーツも一緒に購入です。
今回もサイジングガイドを見て上下ともにMを注文しました。

着てみました。
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上下揃えると中々に鮮烈!こりゃー目立つね。

Voleroの時とほぼ同じ(むしろちょっと大きめ)Size Chartだったにも関わらず、タイト目な作りになっています。
痩せている僕でほぼピッタリなので、これは相当タイトだと言ってもいいでしょう。
袖のたるみを除けば、上半身のたるみはほぼありません。

後ろから一枚。
DSC01628
バック中央のHoundsteethとは違い、さり気なくグレーの縞模様が全体にプリントされているのがポイントです。こういう細かいところが良いです。

次に素材を見てみましょう。
DSC01637
ジャージはポリエステル100%です。

着た時も思いましたが、このジャージかなり薄い。
写真からもメッシュ感が伝わると思いますが、どうみても夏用です本当にありがとうございました(笑)
所謂ヒルクライムジャージというやつですね。夏にはピッタリでしょう。

続いてビブショーツです。
DSC01638
ビブの部分がメッシュです。ジャージと同様に夏場を意識して作られたものでしょう。
素材ですが、ポリエステルまたはポリアミド(ナイロン)80%の、ELASTHANE20%…ってなんぞ?

ということで調べてみましたが、どうやらポリウレタンの別名だそうです。

ゴムのように500%以上もの伸縮性があり弾性繊維である。でも、ゴムのように老化せず、はるかに細い糸にすることができ、さらに染色も自由になる特長をもつ。

ということで、伸縮性に一役買っています。
自転車競技は脚を一定の方向に激しく動かすスポーツなので、パンツの伸縮性が重要になってきます。

履いてみた感じだと、Voleroで紹介したLYCRAにはぴったり感(伸び感と言えばいいのかな?)は少し劣る気がしました。
所謂普通のビブショーツに使われてる伸縮系の素材でしょうね。
今覚えばそれくらいLYCRAのぴったり感には驚かせられるものがありました。

とはいえ、このビブショーツかなり肌触りがよく、ついつい撫でたくなってしまいます(笑)

さて、Panacheのジャージには"TAKE CARE OF YOUR PANACHE"
と書かれたカードが付属しています。
Panache着るときはこんなことに気をつけろ~ってことだと思いますが、内容はちょっとズレてますね。
DSC01646
まず1からして違う(笑)
”お前はこれを着たら速くなる”
どんだけ自信あるんだよと。たしかにジャージはかなり薄くてこりゃ夏着たら運動効率上がりそうって思ったけど…w
次に2、これは唯一まとも。Panache製品の取り扱いについて書かれてます。
そして3、まただ…”速く走れ。勝て。勝利が敬礼する(?)。”
よくわかりませんが、こいつを着て速く走ると勝てる。勝利が敬礼してくる(自分からやってくる)。ということですかね…?
これもPanacheらしさ…なのか?

ちなみに今日は早速このジャージとビブショーツを身にまとって走ってきましたが…
やはり寒い。通気性抜群です。
普通にソフトシェル着ないと無理です。
いやはや、あのインナーを着ていなかったらどうなっていたことか…

ん、あのインナー?
ということで、次は最近購入したインナーのレビューをしようと思います。

ではでは今日はこのへんで。

Voleroのジャージを購入してみた

急性大腸炎での緊急入院→退院から3週間が経過し、体調もだいぶ良くなってきました。
それにしても、また腸炎で入院するとは…
今からちょうど4年前、そうホントにちょうど4年前の誕生日の直前も
僕は大腸炎(食中毒)で一週間ほど入院していたのです。
もうこんな誕生日プレゼントはいりません…というか4年毎に入院するとかオリンピックか何かですか?
札幌→神戸ときて次はどこなのか…
…と、冗談はさておき、今回の入院で大分無理が祟っていた(仕事やら自転車やら)ことがわかったので、今度からは本当に無理せず日々を送って行きたいと思う今日このごろ。

さて、入院中は行動が制限されていたので、あまりに暇だった僕はネットサーフィンで自転車アパレルをググりまくっていました。
それも海外製のかっこいいやつ。
退院したら絶対これを着て自転車乗ってやるんだ…と。

さて、かっこいいと一言に言っても色々あると思います。
とにかく派手なデザインで目立ちたい、キャラクターものでギャップを狙っていく、好きなチームのジャージでかっこ良く決めたい、好きなアニメキャラがプリントされたものでだいしゅきアピールしたいetc…

ちなみに僕が自転車アパレルに求めるのは…
まず、ぱっと見てメーカーがわかっちゃうものはダメ。
皆が着てそうなものはダメ。
シンプルでオシャレじゃないとダメ。(ここらへんは好みによるけど)
そんな要望に応えるメーカーはあるのか…?

ありました。
というか、探してみると結構あるものです。
cycing apparel brand coolとかググると結構ヒットします。

中でも特に気になったのが、このVoleroというメーカー。
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ターコイズのラインとシンプルなデザインが目をひきます。
そして何より写真がすごく綺麗、モデルがイケメン。
ああ、ここはデザインで勝負してるな…っていうのが見て取れる。
僕はこういうジャージをずっと探していたんです。

退院したらとにかくポチろうと思っていました。
ところで、ジャージを購入するときに注意するポイントがもう一つ。
それはサイズです。
サイクリングジャージは基本的に体にぴったりしたものを着た方が格好がよいし、何より動きやすい(まぁ空気抵抗とかもあるけど…)。
特にネットの場合、試着出来ないのでサイジングガイドを見ながら自分の胸囲や身長を照らしあわせ、エイヤ!で決めるしかありません。

このVoleroのジャージを見ると、身長ではM、胸囲と腰囲ではSが僕の適正サイズ。
うーむ…困った。
ピタッとしたサイズが良いから太さはSがいいけど、短すぎるとワンチャンへそチラだから長さはMなんだよな…
僕は身長182cm 体重65kg(退院後だからめっちゃ痩せてる)と痩せ型。私服だとMとLで迷うこと多し。

迷っていてもしょうがないので、メールで聞いてみました。
これから肥えることを考えて入院前のスペックを記入。
するとVoleroの中の人と思われるJoeさんからメールが。
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「俺はお前と同じくらいの身長でちょっと太いけど、タイトに着たいときはMか、それ以上のサイズを着るぜ。だからお前にMをオススメするぜ。」とのこと。

ヨッシャ!それじゃあMにするぜ!ということで、
先ほどの写真で金髪のイケメンが着ていた黒×ターコイズのジャージを上下セットで購入しました。

International shipping(Voleroはオーストラリアのメーカーなので、日本は海外輸送対象)ということもあり、いくら購入しても送料はタダにならず2000円かかりました。
格好良いジャージが手に入るなら仕方のないことよ…

その後、寝たきりだったことによる腰痛に悩まされつつ10日間が経過し…
会社から寮に帰るとそれらしき小包が!
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Voleroって書いてあるーーー!早速ビリビリにやぶきました(適当)
中を開けると無造作にジャージが入っています。
というかジャージしか入っていない。結構適当だな…
(メーカーによってはステッカーとかポストカードとか入れるとこもある)

ジャージを取り出してみます。おおーかっこいいぞ。高級感ある。
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袖のターコイズのラインと、肩の菱型模様がポイントですね。
あれ?首のタグ…?
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Voleroじゃないやんけ!
というのも、Voleroはパレンティーニというイタリアのジャージメーカーにデザインだけ渡して作ってもらっているメーカーなわけです(公式にも書いてあります)。
なるほどね、そっちのほうがコストは安く抑えられる。

で、早速着てみました。
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退院直後の痩せた体(-4kg)ですが、ビブショーツ(スパッツのこと)はかなりピチピチ。いい感じの締め付けです。
逆にジャージの方はちょっと緩め。もともと上半身は腹筋以外の筋肉が無いので、こんなもんかな。写真のイケメンは上腕二頭筋がすごかったからね。
僕の腕は貧相なので袖がピラピラしてます。
でもこうやって写真で見ると割とぴったり目ですね。
うーん、シンプルで良いぞ!

ビブショーツを横から。
左脚の二色の青いラインが非常に美しいです(ボケてますが)。
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デザインの話ばかりしてきましたが、ここで素材の話を少し。
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右がジャージ、左がビブショーツ(KNICKS)。
KNICKSって特別な言い方ですね…ニッカーボッカー的な?
目を引くのがジャージの CARBON 3% でしょうか。
どうやら背面にカーボン繊維を編みこんでおり、これによって速乾性がアップしているとか。
やたらとフィット感の良いビブショーツはLYCRA製。
よく耳にしますが、伸縮性に極めて優れ、混紡率が低くても(つまりLYCRAの比率が少なくても)特性を失わないという特徴を持つ繊維のようです。

silicone anti slide cuffと書いてあります。滑り止め防止のゴムですね。
特徴的な手触りと光沢があります。こんなの初めて見た。
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次は実走を交えてレビューしていきたいですね。


長々とレビューしてきましたが、まとめると格好良いです。
やっぱり気に入ったものを着ると走る時のテンションも上がります。
もう季節は秋なので、こいつを着て走れる機会も少ないのが残念ですが…
(何故この時期に半袖売ってるのかというと、オーストラリアはもうすぐ夏なので。。)

全然着ないのももったいないので、アームウォーマーとレッグウォーマーを駆使して秋冬も使っていきたいと思います。
それでは今日はこのへんで。