weekenders.fm #8 食べ物を美味しそうに撮るにはどうすればいいか喋ってみた
今回のテーマはズバリ「料理」です。
このPodcastを聞くと
- 室内で食べ物を撮ろうとしている人が
- 食べ物を美味しく撮るための考え方を学ぶキッカケになる
かもしれません。
こんな時だからこそ「食べ物」を撮る
このコロナ禍の中、外出自粛ということで自炊せざるを得なくなった方も多いのではないでしょうか。
かくいう自分もその一人で、(元々自炊はしますが)デリバリーばかりするのはお金がかかるし、健康面にも気を使わないといけない。
そしてどうせ作るなら、料理を写真に撮ってSNSにアップしたいと思う方も多いかもしれません。
というわけで、これを機に「食べ物を撮る」ことにちゃんと向き合ってみようかな?と思いました。
今まで自分が撮ってきた料理写真は本質からかけ離れていた
実は過去に料理の撮影方法についてまとめた記事を書いています。
この記事では[構図編]というサブタイトルで、料理を撮る時はどういう構図で撮れば”良く”見えるのかということについて書きました。
ただこれ、全く本質的ではなかったのです。
確かにこの記事で書いたやり方で料理を撮影すると、”良さそう”に見えます。
でもその”良い”って何でしょう?
美味しい?それとも可愛い?綺麗?
我々の目的は本質を言語化し利用できる形にすること
何をどう意識すると○○な写真になるのか。
なぜそれを撮ったのか、なぜそのような撮り方をしたのか。
人が無意識に惹かれるものこそ、言語化(パターン化)する価値がある。
その人間の本能たる部分を言語化することで、縦横無尽に好きなものを好きに撮れるようになることがweekenders.fmの目的の一つでもあります。
本能というのはそもそも言語化出来ないものかもしれませんが、それを極限までやっていきたい。
食べ物の「美味しさ」を「光」で表現する
”良い”にも様々な方向性があります。その中でも今回取り扱うのは「美味しさ」です。
食べ物というのは食べるものだから、どうせ撮るなら「美味しさ」を感じる写真から始めるのがよいのではという考えです。
今回のPodcastでは、まず美味しさ(なぜその食べ物を美味しそうだと思うのか)とは何かについて議論します。
そして、写真にとって必要不可欠な「光」。光が物体の表面で反射することで色がわかり、また影を作ることで形がわかります。
食べ物というのは物体の一つであることから、食べ物を撮るときは光を意識しないわけにはいきません。
美味しさを写真で表現するにはどのように光を使えば良いかについて、作例を見ながら説明していきます。
食べ物撮影バトルをやってみた
今回の作例は、パーソナリティである僕とchaspyさんが「食べ物写真バトル」で撮影した写真を使っています。
毎回ラジオで喋るだけ喋って撮らないのもどうなの?このままじゃカメラマンじゃなくて批評家になっちゃわない?
という懸念もあり、今回は僕たち2人が自分たちの考えの正しさを証明すべく実際に食べ物を撮影して、審査員の方々に評価していただき勝った負けたを決めるバトル要素も盛り込みました。
ルールは以下の通り。
- あたたかいもの、常温のもの、冷たいものの3本勝負
- それぞれ weekendcycler と chaspy で2枚ずつ出す
- 各部門4枚のうち1枚選んでもらい(審査員3人)、勝者が決まる
- 被写体は"料理"とその"料理"が乗っている"プレート"とその"プレート"が載っている"机”、それ以外のあらゆる物質1点(例えばスキレットをプレートにするとき、下に敷くコルクボードがその他物質1点)
- レタッチはあり
以下にバトルで利用した作例を載せておきます。
温かいもの
ソーセージ by weekendcycler
フレンチトースト by weekendcycler
アヒージョ by chaspy
砂肝としめじのアヒージョ リュウジ先生のレシピより。https://t.co/wTbLBCDaTj pic.twitter.com/unmbAi7fuY
— 😌 (@chaspy__) May 5, 2020
常温のもの
ホームパイ by weekendcycler
グミ by weekendcycler
冷たいもの
果たして僕とchaspyさんの料理バトルの結果は?光を使って美味しく撮るってどうすればいい?
詳しくはPodcastをお聞きください!