京都に写真を撮りにいった part1 (0日目)
「そうだ 京都、行こう。」
気付いたら3泊4日で宿を予約していた。
何年も前からCMでのおなじみのフレーズ、まさか自分が真にそういう気持ちを抱くに至るとは、一週間前には思いもしなかった。
でもよくよく考えてみると、京都っていうのはそういう場所なのかもしれない。
差異はあれど、誰しも京都には一種のあこがれのようなものがあり、普段から行きたい、行きたいとなんとなく朧気に思っている場所なのではないだろうか。
そして、ふとある時「そうだ」と思い立つのである。
今回の自分がまさにそれだった。
この一年色々なことがあった。
今年は風邪ひかない!を目標に掲げながら何度も体調を崩し、挙句の果てに入院。
思うように自転車に乗れず、写真も撮れず、悶々とした日々を過ごしていた。
そんな想いを抱えつつ、今年もいつもと同じようにダラダラと年末を過ごし、
結局今年も大変だった来年はいい年にしたい…そんな1年で終わってしまっていいのだろうか。
それは嫌だった。
せめてこの1年が終わる前に何かをしたいと思ったのだ。
何するか、と考えた時にまず思い浮かんだのが自転車だった。
いっそのこと大阪あたりまで行ってみるか?とか考えるも、残業続きの寝不足気味で万全の状態とは言い難い。
また無理して風邪ひいても困るし。。(ビビリ)
となるとあとは写真か。
思えば退院した直後は体調が安定しないことが多く(もう調子は回復したけれど)、いつのまにやら出不精気味になってしまっていた。
あそこに撮りに行きたい、ここに撮りに行きたいと言いつつ思いつつ、結局何も出来ずに日が過ぎていた。
改めてFlickrを観てみても、室内で撮った写真ばかりが並んでいた。
ああ、これはまずいなと。
はて、まずいとは?
部屋の中に閉じこもっていたからと言って、別に誰かに怒られるわけではない。
むしろ他人に迷惑をかけないし、まずくもなんともない。
それに僕はどちらかといえばインドア派だ。
楽しみは家の中、もとい机の上からやってくると思っているフシもある。
だからそれはそれで自分のしたいことなのでは?とも思う。
別にわざわざ外に出て、寒い思いなんてしなくたっていいじゃないかと。
だがしかし、思い切って外に出ないとこには何も変わらんぞと。
前述したが、中途半端な気分で年末を迎えたくはない。
ダンバンさんの言葉を借りるならこういうこと。
退かなきゃ死ぬが、退けば未来は掴めない
なら掴もうぜ未来。
by ダンバン
そうして天気予報を見ると、年末は晴れの予報らしいということがわかった。
それなら、今回はどこかに自分が満足のいくような写真を撮りにいこう。
満足できる写真を撮ってこの一年を終わろう。そう決めた。
撮れるかわからないけど…まずは行ってみないことにはわからない。
そう考えた時に、まず頭に浮かんだのが京都だった。
京都と言えば、神戸への出張中に一回だけ写真を撮りに行った。
かの有名な伏見稲荷大社の千本鳥居に、一年に一度だけ行灯が灯される本宮祭。
その幻想的な光景を写真に納めたかったのだ。
今や超絶観光スポットになり、日本中どころか世界各国から観光客が訪れる伏見稲荷大社だが、この日は特にすごかった。
所謂コミケ状態というやつである。人が多すぎて千本鳥居に入ることすらままならない。
しかしそんな伏見稲荷も裏側から少し登っただけで人が一気に減る。
そこにはまるで俗世からは切り離された雰囲気があり、さながら異世界に迷い込んだようであった。
伏見稲荷だけでなく、京都はそんな魅力に溢れた場所なのではないかと思う。
他にこう思うようになったキッカケには、森見登美彦氏の本(夜は短し歩けよ乙女、四畳半神話大系、宵闇万華鏡、有頂天家族などなど…)を一時期読み漁っていたこともあり…
そういえば森見氏の本に出てくる登場人物って関西弁で喋らないような?
それはともかく、行ったら何かに出会える気がするのが京都である。
そんなこんなで「そうだ 京都、行こう。」となったわけだ。
そうと決まれば善は急げ。
まずは宿がなくてはどうしようもないということで、楽天トラベルで検索をかける。
と、意外と空いていることと宿泊費が安いことに驚く。
年末は旅行というよりも皆実家に帰るから、人の移動は多いものの宿はすいているのかも。
京都駅から徒歩5分の旅館を思い切って、12/27から3泊4日の16000円で予約した。
ちなみに予約したのは12/26であるが、まだどこに行くかも決めていない。
こういうのはノリが重要である。
あと、写真を撮りに行くには専用のバッグが必要だ。
今までレンズを3本も買っておきながら、カメラ用のバッグを1つも持っていなかった。
色々ありすぎてよくわからないのが理由の1つ。
でも今回は本気で撮りに行こうと思ってたので、これを機に購入することに。
Amazonプライムなら出発前に届きそうだし。
ということで、こいつをポチ。
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少々値は張るが、致し方ない。返ってきた入院費を存分に使わせてもらう。
何より、もう心は引き返せない。
その日はたまたま僕のカメラの先生であるM氏とメッセージのやり取りをしていたのだが、
京都に行くことを伝えると撮影のおすすめスポットを色々と教えてくださった。
ここで重要なのが、カメラマンに聞くということである。
というのも、今回は京都の静謐さを撮りに行きたいと思ったからだ。
そのためにはなるべく人は少ないほうが良い。もっと言ってしまえば居なくても良い。
既に人が沢山いるところに行き、僕が奇声を上げながら腹踊りでもすれば人がいなくなるのは明白だが、
まず一般の旅行者の方々には迷惑だし、カメラマン=素直に旅行を楽しもうとしていない邪魔なやつ という悪印象を植え付けてしまい、全てのカメラ好きに迷惑をかけてしまう。
皆のために、もそうだが、自分が楽しめる環境はまず自分で意識して作っていかなければならない。これは自転車も同じ。
何より、20代で変なことをして捕まるのは早すぎる。まだ俺達の物語は始まったばかりだ!
そんなこんなで行く場所に大体検討を付け、旅行当日を迎えた。
この日はAmazonプライムを待ってから出る予定だったので、旅行の準備をしながらヤマトの到着を待つ…も、来ない。
向こうのチェックインが21時ということを考えると、大体新幹線を使うルートでで3時間かかるとして、18時には来てほしいところ。
が、来ない。
寮の一回に何度も何度も荷物が届いているかどうかを観に行く。その度に寮の管理人さんに怪訝な顔をされる。何やってんだこいつはと。
仕方ねぇとコンビニ行って夕飯を買ったりしていると、Amazonのアプリから配達完了の知らせが!
早速届いたカメラリュックに荷物を詰め、このとき既に19:30、どう考えてもアウトである。
3時間という見積もりも怪しいので、門限である23時に間に合うかどうかも怪しい。
ちょっとこれは連絡した方が良いなということで、旅館に電話をかけるも繋がらず。
仕方ないので、行くことに。最悪漫喫かな…
そんな想いを抱きながら新幹線へ搭乗。
やはりというか、下りは混んでいる。
まだ27日、翌日が平日ということもあり、人が溢れそうとまではいかない。
しかし自由席はMAX状態である。
仕方ないので通路にスーツケースを置いてそこに腰掛ける。
行儀が悪いが、今から疲れていたのでは話にならないので…
車内ではVITAで朧村正をプレイしつつ宿に電話をかけるのを繰り返す。あっと言う前に時間が過ぎていく…
ちょうど元禄怪奇譚の白蛇の中ボスで詰まっていた。
結局時間内に倒せなかったものの、なんとなくコツは掴めたような?
宿の電話はチェックインのリミットである21:00を回ったところでようやくつながり、遅れることを伝えると大丈夫とのこと。
というか今まで何で繋がらなかったんだろ…公式に遅れる場合は連絡しろって書いてあるのに…ご飯の支度かな?
ともかく京都駅に到着。
改装されてから来るのは3回目だろうか。
この京都駅の構造は結構特徴的で、なかなかに面白い。さながら秘密基地のようである。
こいつを超広角レンズで収めるのも今回の旅の目的の1つだ。
ただ今は階段をのぼる気力が起きなかったので後回し。なに、まだあと3日もあるのだ。
そして、ひとまず京都に来たぞアピールするために京都駅を正面から撮影。
ちなみにこのとき、三脚を立てて構図を作っていると…
「テレビですかー?すごい三脚ですねー!」と、謎テンションのお姉さんに絡まれる。
期待させて申し訳ないが、僕はただの旅行者である。
謎テンションにやられつつたどたどしい言葉を紡ぎだす。
「あ、いえ、これは趣味で。旅行者です。ええ。」
そしてすぐ近くに「ほらー、早く行くよー!」とか言ってる連れの人が。
酔ってんなこの人…
これだけで判断できるわけじゃないが、神戸とは結構人の雰囲気が違う気がするなぁ。
そんなことを考えながら宿へ。
チェックインが遅れたものの、快く迎えてくれた。
部屋に入るとまずお菓子を探しちゃうのが僕の癖。
やはり安定の八つ橋。京都来たなぁという感じ。
それから色々と支度をして、寝る前に翌日のスケジュールを考えることに。
本当は早朝から嵐山に行きたかったのだけれど、時間が時間(23時ぎりぎり着)ということもあり、
しっかり睡眠をとりたいということ、そして遅く出た場合の混雑を考えて別の日にすることに。
その代わり、ちょっと時間が遅れても人が少なそうな以下のルートで回ることに決定。
円通寺→下鴨神社→三十三間堂→あじき路地→石塀小路→花見小路通(ライカストア京都)→京都駅
さて、完全にノリだけできた京都写真修行の旅、果たして満足のいく写真は撮れるのか…
part2に続きます。
会社の同期をクロスバイクに乗せてみた part2
ひとまず鎌倉あたりまで走ることは決まったものの、
天気予報を見ると、当日は朝8時くらいから曇り(降水確率30%)、15時から雨。
若干不安な雲行きであり、ここのところ出不精気味の自分なら避けるところだが、
この日には走らねばならぬ理由があった。
何故なら帰省などの関係もあり、この日を逃すとKと走れるのが来年になってしまうからだ。
試乗した当日にウェアまで買い揃えてしまうこの勢いにここで待ったをかけるのは勿体なさすぎる。
そんな思いもあり、若干の不安はあるが決行することに。
朝早く出れば雨を躱せそうだし、往復100kmなら休憩含めて6時間くらいあれば帰ってこれるだろうしね。
というわけでスタート時間の候補を2つ決めて、前日の23時までにどちらかに決めることにした。
- 3:00
- 6:00
え?3時?頭おかしいんじゃないの?そう思った人も多いはず。
しかしこの時間には意味がある。
3時に出るとちょうど江ノ島あたりに6時前に付くので、日の出を見ることができるのだ。
自分の力でたどり着いた先に見る日の出ほど感慨深いものはない…というかそれが自転車の醍醐味である。
あと風呂と飯。
…が結局、Kは深夜まで残業、僕は忘年会で帰宅が0時くらいになってしまい、
さすがにキツいという判断から、間を取って5時発に決定。
不測の事態に備えて、なるべく早く出た方がいいということでちょっと早めに設定。
今だから言うが、ライド前日は風呂には入らなかった。
というのも、風呂に入って髪を乾かして~とかやってるとそれだけで1時間消費してしまうからだ。
どうせ明日汗をかくわけだし、風呂に入るぐらいなら少しでも早く寝て体力回復に務めた方が良いと判断。
いずれにせよ3時間くらいしか寝れないわけだし…
軽くデオドラントシートで身体を拭き、濡れたタオルでワシャワシャ頭を拭き、その日はベッドに入った。
ちなみにこのシートで股を拭いた時の新世代の幕開け感がベッドに入った後もしばらく持続したせいでしばらく寝付けなかった。
これなら風呂入った方が良かったんじゃ…
翌朝目が覚めると、3時間くらいしか寝てないのにも関わらず頭がすっきりしていた。
いつもの平日の、7時間寝て起きてから出社するまでダルさとは大違いである。
やはり今から走りに行くという状況が自分の精神を駆り立てている。
前日全く準備をしていなかったので、大急ぎで準備をして待ち合わせ場所のセブンに向かう。
大急ぎで準備をすると何か忘れ物をしそうな気がするが、そうならないためにいつも実践していることが自分にはある。
それは、外に出る直前に1日のライドを頭の中でシミュレーションすること。
まずは乗っている時の自分の格好はいつもどんな感じか、上から順番に想像していく。
ヘルメット、サングラス、グローブ、ビンディングシューズ…
そして次に、実際に乗っている時のことを考える。
トンネルを走るにはライトが必要、信号待ちではボトルから水分補給をする。
パンクしたときのために必要な道具はこれとこれとこれ…
記念撮影するからカメラが必要、早朝で人もいないからゴリラポッド(小さい三脚)が必要かな…てな具合に、一日の自分の行動をイメージしていく。
そしてイメージしながら自分の記憶を振り返り、目の前のバイク、身体を確認、問題がないことを確かめる。
これをするようになったのは理由があって、一度大学4年のときにやってはならない忘れ物をしたことに起因する。
当時大学でスキー部の主将をやっていたとき、レース当日にブーツを忘れてしまったのである。
主将としてはあるまじきミスである。
それから二度とそういうミスをしないように、出発するときはシミュレーションをするようにしている。
アルペンスキーも板、メット、ストック、ブーツ、ワンピース…といろいろ持っていく物が多い。
(といいつつもたまに忘れるんだけど…というかいつもそれでからかわれるわけだが)
どうやらセブンには自分が先に到着したようだ。しばらく外で待っているとフロントライトを点滅させた自転車が近づいてくる。
Kである。
どうやら彼も自分と同じく3時間くらいしか寝ていないようで、2人で「実質3時間しか寝てないからなー実質3時間だからなー」
とか言いながら朝飯を食べる。
あまりにも寒かったので僕はおでんを購入。具はいつも決まってちくわ、大根、はんぺん。
補給食もここで購入した。本当は羊羹が良かったが、売ってないのでウィダープロテインバー。
これ美味くて結構好きで、たまに箱買いしてる。
ウイダーinバー プロテイン ベイクドチョコ (12本入×1箱)
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そして出発直前に道をググり始める僕。
普通は経験者の自分が事前にググっておくべきだが、そういえばすっかり忘れてた。
鎌倉に行くルートは何本かあるのだが、うまいこと道を選ばないと
バイパスにぶつかりまくって思うように進めなかったりすることを失念していた。
選び方によっては美味しい坂も登ることが可能。
時間も押してる(雨から逃げなきゃいけない的な意味で)ということで、
Google Mapがサジェストする最短ルートで向かうことに。
そこからしばらくこいで、20km地点で小休憩。
ここまでは平地で特に問題なし。今日はさすがにロードで来たわけだけど、クロスバイクのK、全く遅れないあたりさすがである。
とここで驚くべき事実に気付く。
さっき買ったはずのチョコバーが無ぇ。
冷静に記憶を辿ると、リュックに入れた記憶すらないことに気付く。
リュックを背負っているのでバックポケットは使用していない。
そこで導き出された結論は1つ…
最初のセブンでゴミと一緒に捨てた。
間違いない。
忘れ物をしないためのシミュレーションについてドヤ顔で語っておいてこの有様である。
おでんを食べるのに時間をかけすぎて、焦って出発したのが悪かった。
全くもったいないことをした…次からはコンビニでの行動もシミュレーションしなければ。
しかし何か腹に入れないことには仕方ないので、あんぱんを買って口に放り込む。
ついでに羊羹も買い、今度はちゃんとリュックに入れた。
気を撮り直してスタート。しばらく行くと途中で見覚えのある分岐に到達。
そういえばここを右に曲がったらいい感じの坂があったような…
そんなおぼろげな記憶を頼りに右に曲がり、しばらく行くも坂は無し。
というかむしろ道に迷った…
Google Mapを頼りになんとか起動修正、すまんと謝るも、
Kとしては距離が増えたことによる喜びの方が大きかったようだ。
どこまでもストイックな男である。
鎌倉までのストレスフリーなルート、ちゃんと整理しとかないとな…
そしてトータル40kmくらい漕いで朝の8時くらいに鎌倉に到着。
いつもはかなり混んでいてストレスしかない場所だが、流石にこの時間帯はすいていた。
鶴岡八幡宮で何枚か写真を撮影。こんなに朝早いのにやたらと制服を着た学生がやってくる。
そういえばもうすぐセンター試験か…あの試験はもう二度と受けたくないね。
2次試験よりも緊張した記憶がある。
ここまでだと往復100kmいかないということで、そのまま江ノ島まで行くことに。
海岸線を走る。結局太陽は出ずなので、くもったままだが、やはり海沿いを走るのは気持ちいい。
あっという間に江ノ島に到着。
そろそろ腹が減ってきた。江ノ島と言えば生しらすが有名だが、さすがにこの時間にやっている店はない。
見回してみてもどこも準備している最中である。
どうすっかーみたいな話をしていると、Kが朝でもやっている店を見つけてきた。
江ノ島小屋である。
enoshima-koya.com
朝からやっているとはなかなか珍しい。
自転車乗りうってつけだなあとか思いながら入ると、後から何グループから自転車乗りがやってきた。
やはりそうか。
残念ながらその日はしらす丼を出していないようだったが、
正直腹が減りすぎているので何でも美味い。
ホロホロ丼を注文した。
ホロホロってなんだろう。ホロホロと聞くとコロボックルが持霊のツンツン頭のアイツしか思いつかないが。
そんなことを考えていると実に美味そうなどんぶりが運ばれてきた。
ネットによると、旬の魚のくんせいをほぐし身にし、バター醤油をかけたご飯の上にのせた江ノ島グルメ。とのこと。
ううむバター醤油、実にいい香りがする。
写真では切れていて見えないが、むちゃくちゃでかい海苔が刺さっており、
こいつをちぎって散らしてもよし、巻いて手巻き寿司風にしても良し。
さらにおかわりし放題のだし汁がついており、〆にこいつをかけて、
山葵や味噌を入れて混ぜてお茶漬け風にも頂くことができる。
なんとも自由度に富んだどんぶりである。
食べる前からわかってたことではあるが、美味い。
バター醤油の濃厚さに、時折こっそりと仕込まれたしその爽やかさが頭を覗かせる。
今ブログを描きながら想像してよだれが出るまである。
お茶漬けもまた美味。山葵がたまらん。
無論だし汁はおかわりした。単体で飲んでも美味く、体が温まる。
そこそこいい値段はするのだが、朝早く起きて自転車に乗ったときのご褒美としてこれほど嬉しいものがあるだろうか。いや、ない。
そんな感じで満足な食事を終え、帰路についた。
帰りもまた道に迷ったりして無駄にアップダウンを繰り返すことになってしまった。
坂好きの僕としては願ってもないところ、それはストイックなKにとっても同じことだったらしい。
むしろ、坂で置いて行かれまくったことで闘争心に火がついたのか、始終「坂登りてー!」とか言ってた。
ヒルクライムでチーム戦を組むのもそう遠くない未来かもしれない。
そして迷いつつもなんとか家の近くまで帰ってきた。
時計を見ると14時、ここまでの走行距離は99.7km。
残り300mを埋めるために無駄に走ることにしたKと別れ、帰宅。
さすがに3時間睡眠だったこともあり、
腰を下ろした瞬間にどっと疲れが出てきた。
しかし悪くない疲れだ。
身体を動かした後の疲れというのは、どうしてこうも気持ちいいのだろうか。
SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS を2週間ほど使ってみた
ずっと欲しかった中望遠マクロをついに手に入れました。
半年前くらいから買おう買おうとずっと狙っていたのですが、
いざ買うぞ!とポチろうとした矢先に入院費で10万以上飛んだ(結局保険で半分以上控除されたけど)ので、
しばらくお預け状態をくらっていました。
そして12月になってボーナスが入り、こりゃもう行くしかねぇと満を持して購入。
www.sony.jp
この記事を書いているのは12/26なのでクリスマスプレゼントみたいになってますが、
実際に購入したのは2週間前です。
こっそりと(わざと)無言で写真をアップしていたのですが、誰もFlickrまで飛んでExifなんぞみないのか
全くツッコまれずに2週間経ってしまいました。
ま、そんなもんですかねw
ちなみにマクロレンズがどういうレンズかわからん!という方のために説明しておくと、
早い話がモノを大きく写せるレンズのことです。
よく動物の目や昆虫をものすごい綺麗に写している写真がありますが、
ああいったものはこのマクロレンズで撮影しています。
さらにこの「中望遠マクロ」の「中望遠」ですが、
これはちょっと被写体から離れて撮ることを想定したレンズとなっています。
例えば虫とか動物なんかは近くで撮影しようとするとすぐにどこかに行ってしまいますよね。
トンボ捕まえようとするとすぐ逃げてしまうのを想像してもらえればいいと思います。
そういう時に使うのがこの「中望遠」マクロなわけです。
さてレビューする、と言ってもカメラ初心者(一眼歴一年)なので、大したレビューはできないですし、
そもそもマクロレンズが初めてなので比較しようもないわけですが…
1つ言えるのは、兎にも角にもこのレンズ、今まで使っていたレンズに比べるとものすごい解像力です。
例えば2段絞ってISO100、三脚にて撮影したこの茶葉ですが、拡大すると表面の毛が見えるぐらいまでしっかりと解像しています。
そしてこちらは以前から持っていたSEL55F18Zで同じ茶葉を撮影し、適当な形にトリミングしたものです。前者との差は歴然で、拡大すると葉の表面のテクスチャがボケてしまっているのがわかります。
おそらくこの差はブログのサムネイルではわからないと思うので、サムネイルをクリックしてFlickrに飛んで、それから写真をクリックして拡大の上、ご確認ください。
お手数お掛けして申し訳ないです。
さて、なぜトリミングするかというと、まずカメラには被写体に近づける距離、つまりピントが合うギリギリの距離があります。
マクロではないレンズだとモノを大きく写せないと言いました。
これがどういうことかというと、ピントが合う限界の近さまでレンズを近付けてもマクロほど大きく被写体が写らないため、
例えばモノを真ん中にドーンと置いたような今回の茶葉のような構図の写真を通常のレンズで作るには、
ちょっと被写体から引いたところか撮影してトリミング(切り取る)しかないわけです。
では次にトリミングが悪いことなの?という話ですが、
簡単に言うと、トリミングした写真とそうでない写真を同じサイズで観た時に、
トリミングした写真の方が荒く見える、という問題が起きます。
例えば、同じ絵をB5とA3の紙に同じ構図でそれぞれ書いて、B5の紙をA3と同じサイズに拡大すると
B5に描いた絵は線が荒くなるのが容易に想像できるかと思います。
トリミングではそれと全く同じ現象が起きるわけです。
もちろん、肉眼でわからんレベルだと言えばそれまでですが。。
でも、なんとなく「綺麗」と感じる写真って、そういう細かい部分が塵として積もって出来ているのかなぁとも思っています。
ちなみにこちらも今回のSEL90M28Gで撮影したもの。スノーマンの毛一本一本までしっかりと見えます。
ところで、普段我々はモノを見る時に毛一本がどうのこうのなんてこと気にするでしょうか?
少なくとも僕は写真を始めるまで気にしていなかったと思います。
だけれど、マクロレンズを使うとそういう目には見えない世界が浮き上がってきます。
今まで見えなかった、もしくは見えるけど気にも留めてなかった世界をこいつが教えてくれるわけです。
そういうところがマクロの面白いところだと思います。
早くこいつを携えて動物を撮りに行きたい…
会社の同期をクロスバイクに乗せてみた part1
先日、会社の同期であるKと江ノ島まで走りに行ってきた。
江ノ島というと、僕の住んでいるところから往復で100kmくらいあるわけだけど、なんとKは今回が2回目の自転車ライド。
ただなんていうか、「こいつなら余裕でいける」そう思わせてくれるものが彼にはあった。
そもそものキッカケは、最近MTBを購入したこと(これについてはそのうち書く)。
これによって6畳の部屋に自転車を三台置くような状況となり、
部屋を移動するたびにハンドルに服やカバンをひっかけイライラし、
そもそも床ではなくベッドの上を移動するなど物理的な意味で生活が厳しくなり、
これは…一刻も早くなんとかしなくてはイカンなと。
そう考えたときに真っ先に頭に浮かんだのは、「クロスバイクを手放す」だった。
街乗りだけなら坂なんて無いわけだからサスペンションが付いてるMTBのが快適だし、
(MTBは重いので坂がキツい)
むしろ買い物だけなら折りたたみ自転車にするとかいう手もあるわけです。
最近はオシャレな折りたたみも沢山出ているし、何よりそっちのがスペース取らないしね。
何より、僕の部屋でちょっと形のいびつな洗濯物ハンガーになっていたクロスバイク(ひどい扱い)にとっては、
そっちのが幸せになれると思いました。間違いない。
そんなこんなで、適当に募集をかけてみるとまずは同期のSからメッセージが。
しかしSには譲れない理由があった…あまりにも僕と身長が違いすぎるのである。
スポーツ自転車にはママチャリと違って「サイズ」が存在し、
適切ではないサイズが合ってない自転車に乗ることは奨励されていないし、僕も奨励していない。
何故か。
皆さん、子供の頃はどういう自転車に乗っていただろうか?
子供用の自転車に乗っていたのではなかろうか。
なぜそんな自転車に乗っていたかというと、子供の身体には大人用の自転車が大きすぎるからだ。
脚が届かないのでそもそも漕げない。漕げたとしても脚が吊りそうだ。
逆に今子供用の自転車に乗ったらどうだろう?
乗れないことはないが、窮屈すぎて逆に漕ぎにくさを感じるのではないだろうか。
少なくとも、1時間も漕いでいたら身体のいろいろなところが悲鳴を上げるだろう。
これは極端な例だが、つまるところサイズの合わない自転車に乗り続けるということは
身体が無理をするということであり、これでは長時間漕ぎ続けることができない。
自転車で楽しく痩せよう!身体を鍛えよう!というのも無理な話である。
僕もそんなことで自転車を嫌いになってほしくない。
そんなこんなでSにはスマンと誤り、「身長178cm以上」を付け足して再度募集をかけた。
Sも自分の身体に合うサイズの自転車を購入してほしいところである。
そしてその募集に「身長180cmあるよ!」と飛びついてきたのがKであった。
譲った後で「自転車つまらんわ…」となっても仕方ないので、ひとまずは乗ってもらうことにした。
試乗会当日、いきなりロードで行くと差がつきすぎてしまうかなぁと思いMTBで同行した僕だったが、
そんな心配が杞憂だったことがすぐに明らかになった。
というのも、こいつ予想以上に走れる。
スリップストリーム入ってるのもあるかもしれないけど、30km/h出しても普通についてくるし、「めっちゃ楽しい!俺今生きてる感じがする!」とか言ってる。
ちなみに彼は私服。僕はガチの格好。
それもそのはず、間違いなく心肺機能と単純な脚力で言うと彼は自分を遥かに上回っているだろうことを忘れていた。
静岡の研修時代、あまりにも周りに何もなかったためランニングが流行っていたわけだが、
その中でも軍を抜いておかしな走り方をしていたのが彼だったのだ。
朝5時に起きて10km走り、定時退社後10km走るという毎日を繰り返していたと記憶している。
そのストイックぶりは関東に配属した後も変わることはなく、
ハーフマラソンやフルマラソンに出場し、
さらには会社まで半分歩き(1時間くらい)で通勤するなど
こちらの頭がさがるレベルのストイックな男である。
そんな彼が自転車に乗って速くないはずがなかった。
試乗会は20km程度で終了したが、最近走っていなかった僕の方が疲れていたまである。
どうやらかなり楽しかったらしく、「これなら自分の力でどこまでも行けそうな気がするわ…ていうか行きたいわ!」
などど言っていたので、とりあえず近いうちに100kmくらい走る約束をして、
その日は別れ…なかった。
なんと、そのままノリでサイクルウェアを買いに行くことになったのだ。
彼曰く「ボーナス出たっしょ!」とのこと。
思い切りよすぎでしょ。
僕が放っておいても勝手に買いに行きそうな彼だが、
せっかくならば新たなサイクリスト誕生の場に立ち会いたいということで僕もアドバイザーとして同行することにした。
結局、その日のうちにヘルメット、ビブタイツ(何故かビブにこだわっていた)、アンダーウェア、グローブを購入し帰路についた。
結構金使っててビビる。
夕飯は関内のRAMAIでスープカレー。
(ちなみにKはスープカレーフリークであり、スープカレーのことならまず彼に聞けば間違いない)
RAMAIは北海道にもあるスープカレー屋で、濃い目のコクのあるスープが特徴。
スープ大盛りとライス大盛りが無料なのがうれしいし、何より美味い。
僕もスキーの帰りに何度行ったかわからない。
横浜に行く機会のある人は是非行ってみて欲しい。
その日の会話で100km走る日は12/23の天皇誕生日、行き先は鎌倉あたりということにしたのだけど、
天気が芳しくなさそうな雰囲気。
果たしてどうなることやら…(ちなみに彼が100km走り切れるかどうかに関してはもはや全く心配していない)
と、だいぶ長くなってきたので続きはまた今度。
part2を書かないことに定評がある僕だけど、次はちゃんと書きます…たぶん…
箱根まで自転車を運んでみた
なんと、今日は箱根まで自転車を運んでみました。車で。
何を言ってるのかわからねーと思うが、早い話が車に自転車を乗っけていったが現地で乗らなかったってことなんだぜ。
何故そんなことになったかというと、要するに現地の天気が悪かった。そう、雨が降っていたのです。
そんなん行く前からわかってるじゃねーか!たしかに。
だが待ってほしい。
そもそも社会人自転車乗りは休日に雨が振ると精神的に死んでしまうのだ。
平日頑張って働いて、やっとこさ週末を迎え、いざ天気をチェックすると雨、雨、雨…どうしようもない社会人の宿命が襲いかかってくる。
それでも、一縷の望みがあるならそれに賭けてみたいと思うのが自転車乗りの性ってやつだ。
そんなわけで、僕と職場のK先輩は小雨降る中ロードを車のトランクに積み込み、箱根へと向かったのであった。
そして途中で雨脚が強くなったり弱くなったりするのに一喜一憂しつつ、
フェラーリの集団に囲まれて風景がグランツーリスモっぽくなったりしつつも現地に到着。
外に出てみると、やはり雨が降っている。
でもいけない雨じゃない、せっかく来たし登りましょうということで、準備開始。
着替えたりしているとここで衝撃の事実が発覚。
K先輩「ビンディングシューズ忘れたわ…」
僕「なんと」
皆さん、ビンディングシューズは知っているだろうか。
一応説明しておくと、ビンディングシューズとは
足とペダルをくっつけることができる自転車用の靴である。
スキーブーツと板を想像してもらえればよいと思う。
ペダルと脚がくっつくというとなんだか怖い気がするが、良いところもある。
足とペダルがくっつくことによって、ペダルに「踏む」だけでなく「引く」力を加えることができる。
これによって、回転の効率が上がるため、一度の回転でより自転車を前に進ませることができるというわけ。
これを忘れると何がまずいかというと、ビンディングシューズには専用のペダルが必要であり、
そのペダルは(一部例外もあるが)対応するビンディングシューズでしか踏んだり引いたりすることができない。
例えばスニーカーでスキー板を履こうとしても無理なのと同じで、
ビンディングシューズが無いと自転車をこげなくなるということである。
というわけで、走るにはシューズを取りに戻るか、買うかという選択肢しかない。
ちなみに僕らが住んでいるところから箱根までは高速使って大体1時間弱といったところ。
だが正直、雨が降っている箱根を走るのに、新しいビンディングシューズを買ったり取りに戻ったりするほどのメリットはない。
(しかも1日中雨降る予定だし)
そう思った僕らは、走るのをやめて温泉にゆっくり浸かる方向へシフトチェンジ。
ここで断っておきたいのが、今日走れなかったことについて僕は何も気にしていない。
雨が降る日に走るのは何もいいことがない(自転車汚れる、体が冷えて風邪ひく)
ので、むしろ走らないことが決まって安心したまである。
ちなみに、もともと今日は走ったあと温泉に行く予定だったので、
予め目星は付けていた。
天山湯治郷tenzan.jp
である。
泉質と効能
温もり効果のナトリウム塩化物泉と、皮膚効果のアルカリ性単純泉の二種類の泉質です。浴槽ごとに泉質と温度が分かれています。効能は冷え症、肩凝り、筋肉、関節のこわばり、腰痛、疲労回復、慢性婦人症、美肌と多様ですが、本当の効果は人が地球の羊水に包まれて、ご自身の内なる自然に気づかれることから全てが始まると私たちは考えています。
もはや効能が多様すぎてわからんのが温泉あるある。
効用はともかく、設備が充実している(野天風呂や岩風呂、洞窟風呂等々)のとアクセスのしやすさ(箱根湯本から割と近い)から
どうやら日帰り温泉としてかなり人気の温泉らしく、
休日は駐車場に入場規制がかかるレベルとのこと。
しかし僕らが着いたとき(というかここで着替えたりしてたんだけど)は時間も早いせいかガラガラ。
前年までと比較して早いのか遅いのかはわからないが、まだまだ紅葉が綺麗。
効用だけではなく紅葉もすごいとか、一眼持ってくりゃ良かったですね。
さて、中は撮影してないのでテキストだけの説明になるが、いざ入ってみると人気が出る理由もわかるというもの。
箱根湯本なので、山の上の方の露天風呂のような絶景はないけれど、入れる風呂の種類が10個以上あって退屈しない。
他愛ない話をしながら様々な風呂を転々とし、気付いたら2時間くらい経っていた。
やはり温泉はいい。
うちの寮、夜遅く帰ってくると風呂の湯が冷めているし、
シャワーの湯がシェアードエブリシング方式になるという問題点がある。
シャワーの水圧は強い方がいいし、風呂は適温でゆっくり浸かりたいマンにとっては辛い現実である。
だからこそたまにこういう温泉に浸かってゆっくりする時間、いいと思います。
そろそろ腹も減ったなということで、風呂を出て飯へ。
とそこで、めし処をググるために寄ったコンビニの向かいに焼き菓子のお店を発見。
先輩がお土産を買うとのことで、大の甘いもの好きの僕は待ってましたと付いて行くことに。
この菜の花というお店、どうやら栗推しのお菓子屋らしい。
www.nanohana.co.jp
いいね、季節だね。
いろいろ迷って結局決めきれず、焼きモンブラン、栗まんじゅう(月のうさぎとかいう)そしてどら焼きを購入。
家に帰ってからが楽しみである。
さて、肝心の昼飯をどうするかである。
風呂の中の会話でラーメンにしようという話はしていたけれど、
肝心の場所はまだ決めていなかった。
とりあえず「箱根 ラーメン」でググッて評価の高いところを見ると、湯河原のラーメン屋しか出てこない。
湯河原は家とは逆方向に10km以上走ることになるので却下。
結局、小田原にある「極麺 小次郎」に行くことに。
tabelog.com
この小次郎、「濃厚」「魚介」ということでかなり楽しみだったわけだが、
実際食べた瞬間おっ!ってなるぐらい、めちゃくちゃ美味しかった。
ちなみに僕が注文したのは青鬼チャーシューねぎらぁ麺大盛り味玉トッピング。
とろけるようなチャーシュー、目の覚める辛さのネギ。
そして濃厚な魚介の旨味がたまらない。麺は太縮れでよくスープに絡んでいてこれもまた美味。
うますぎて語彙が貧弱になっているのは気にしないでほしい。
ともあれ、小田原方面に行く人は食べておいて損はない味である。
さて、そんなこんなで温泉ラーメンと充実した1日を過ごし、
K先輩「今回は自転車を箱根まで運べるかのテストだったんだ」
僕「次こそ本番ですね!」
などとわけのわからない会話をしながら帰路につくのだった。
奥様、近いうちにもう一度先輩をお貸しいただきたく…
帰宅してからは甘味を堪能。
所謂至福の時間というやつである。
そして間違いなく美味い。
まずはどら焼きから。
我慢できずに帰宅と同時にすぐ食べてしまったので、残念ながら写真はない。
だがこのどら焼き、美味であった。
特筆すべきはバターである。
餡こに隠れてちょこんとバターが入っているのだが、これがめちゃくちゃマッチする。
乳製品と餡この組み合わせには無限の可能性を感じる。
次に焼きモンブラン。
中に栗がまるごと1つはいっている豪華仕様。
表面はアップルパイのようなサクサク生地で、中は栗のペーストによって蒸し栗が覆われているといった感じ。
最後は栗まんじゅう、月のうさぎ。
月のうさぎというだけあってさながら月のような見た目。
今まで使わずに取っておいた青地に星のプレート(オーダインプレートと呼んでいる)を取り出して載せてみたところ、非常によく映える。
こうしてみるとまるで星空に浮かぶ月のようで美しい。
この月のうさぎは甘さ重視の白と、ちょっと渋めの黒があり、自分は黒を選択。
外のきなこの甘さと中の栗の渋みがちょうどいい塩梅で融け合ってこれまた美味い。
次は補給食として道中で購入したいものである。
頑張って坂を登った自分にご褒美というやつ。
さて、自転車で走れなかった割には充実した楽しい1日であった。
車を出してくださったK先輩には感謝しかないです。ありがとうございました。
また明日から仕事頑張らない。
おやすみなさい。
坂を登る理由について考えてみた
自転車に乗っているといつも考えることがある。
今からだいたい4年前、ちょうどクロスバイクを買ったばかりの頃。
小学校来の友達と一緒に腕試しに筑波山登りに行ったっけ。
山の中腹辺りに差し掛かったとき、ふと後ろを見ると、
ロードに乗った自分より二回りくらい年上の、オレンジ色のジャージを着たおじさんが登ってきた。
そして必死こいて登る俺らをチラッと横目で見ながら、ものすごいスピードで横を抜いていったのを今でも覚えてる。
あのときは、こんなに速い人がいるのか…と驚き、初心者ながら悔しかったものだ。
そしてそれからずっと、坂を登るたびに頭をよぎることがある。
それは今の自分はそのおじさんと比べて速いのか、それとも遅いのかということ。
考えても答えは出ない。
何故なら、記憶の中にしかいないおじさんには絶対に勝つことはできないからだ。
それでも見えないおじさんの背中に追いつきたくて、今日も坂を登る。
これからもずっと登って行くんだなと思う。
皆さんは坂を登る理由、ありますか?
2015 BOSOツーリング ステージ3 紅葉ライド に参加してきた part1
三連休の中日である11/22、自転車のライドイベントに参加してきました。
エントリーをしたのはちょうど一ヶ月前の10月末あたり。
神戸の出張中に仲良くなった自転車乗りの先輩に誘ってもらったことがキッカケでした。
とりあえず参加を表明したものの、総走行距離100km↑、獲得標高1800m↑と、
体力精神力ともにドン底まで低下していた自分にはしんどそうなレイアウトでした。
そんなわけで、エントリーをしてから当日まで、
自分の身体を走れる身体に戻すための準備を着々と進めてきました。
具体的にはこんな感じ。
- 平均睡眠時間7時間以上
- 毎朝だいたい同じ時間に起床、就寝
- 朝夕は自炊で野菜中心の食生活を徹底
まずは睡眠、これは言わずもがなでしょう。
入院前は平均睡眠時間5時間という生活を送っていました。
普通ならこれで問題ないという方もいると思います。
(実際、4時間でも無病息災で生活している人もいます)
僕の場合、毎日1時間ぐらい三本ローラーに乗っていたので、
気付かないうちに疲労が蓄積して最後に爆発してしまったのかなぁと。
というわけで、この一ヶ月は7時間以上意識して睡眠をとりました。
他にも何かあるだろうということで、
健康な体を作るにはどうしたら良いかということを色々な人に聞いてみた結果、
やはりというか、規則正しい生活リズムを守るという意見が多かったです。
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。同じ時間に食べる。
メリットは、規則正しい生活を繰り返すことによって、微細な体調の違和感に気づくことができるようになり、
未然にリスクを減らすことができること。
他には、起床と睡眠のタイミングがめちゃくちゃになることによって
なかなか寝付けなかったり、変な時間に起きてそのまま眠れなかったりして
睡眠時間がちゃんと確保できず、体力の回復が追いつかないなんて問題を回避できます。
ただ話を聞いてみると、いつでもいくらでも寝れる、寝れば治るみたいな人もいて本当に羨ましい…少なくとも自分はそうではない。
重要なのは、休日も生活リズムをしっかり守ること。
社会人になってからのここ1年半くらいを振り返ってみると、
連休に必ず体調を崩している僕。
去年のGWも今年のGWも風邪をひき、さらに今年のSWに入院。
何故なのか。
答えは簡単。
今までの推理を当てはめると、休日前に夜更かしすることによって生活リズムが乱れているからという結論が導けます。
しかも、僕の場合寝ることが苦手なので強制的にリズムを戻すことが出来ない。
何度自転車旅行の計画がパーになったことか…渋峠…くそ…
というわけで、この一ヶ月は生活リズムを一定に保つことを心がけました。
そして最後に食生活。
今まで僕は食生活に気を使ってきたつもりでした。
野菜は定期的に摂取していたし、抜かすことも殆どありませんでした。
しかし、朝飯だけは適当に済ませていたのです。
それこそ、カロリーメイトとか、おにぎり1個とか。
それで問題無いという方も沢山いると思うんですが、
何が原因でこんなに体調崩しているのかさっぱりわからんということで、
やるとなったらとことんやってやるわ!と思い、
夕飯と朝飯にとにかく野菜を食べることを意識しました。
と言っても、夕飯に作った野菜たくさん鍋の残りを朝食べるだけなんですが。
ちなみに具はこんな感じ。
- 鶏肉
- ネギ
- ニラ
- 生姜
- 人参
- 適当なキノコ
- 豆腐
- にんにく(たまに)
とにかく抵抗力を上げそうなものをぶち込みました。
鶏肉はジャスティス。ニンニクは毎日食べるとアカンので時々。
これをほぼ毎日食べ続けました。
毎日同じもの食べてて飽きないのかという話がありますが、
僕はそういうのは全然大丈夫で、学生時代も毎日自分で作ったカレーを食べてました。
それよりも、自分は健康な物を食べ続けているという満足感がでかいんだろうなぁ。
一種の病気だと思ってます。
ついでに、イベント一週間前から毎日三本ローラーを続けるようにしました。
この一ヶ月、そんな生活を続けていたわけですが
退院後しばらく続いていた筋力低下による全身の痛みも回復し、
腹の調子もすこぶる良くなりました。
こんなん無理だよ!仕事終わらないよ!という人もいると思います。
たしかに。
僕がこれを実践できたのも、ちょうど繁忙期が終わって早く帰れるようになったからなのですが。
ちなみにデメリットもあり、朝ごはんをしっかり食べたり、自炊するためには
早寝早起きしたり家事にとられる時間が多くなります。
なので自然と自由時間が減ってしまうことになるわけです。
こればっかりはどうしようもないのかなぁ…その分休日を早寝早起きして、楽しむことでしょうか。
あと、電車の中でPSVITAをプレイしていくスタイル。
今になって思えば、大学の頃の僕の生活は
時間はズレているけれど毎日同じ時間に寝ていたし、
朝晩具だくさんのカレーを食べていたので
それなりにちゃんとしていたんだなぁと。
ってあれ…ライドの話をするつもりが殆ど健康管理の話になってしまった…
とりあえずブログ更新が三日坊主じゃなくなったのでよしとしましょう。
さて、そろそろ寝る時間が近づいてきたので続きはまた後日!