InstagramのフィルターをLightroomで再現してみた Part1
みなさん、写真編集してますか?
レタッチ
私はInstagramやTwitterなどSNSに写真を投稿するときは、その前に必ずレタッチ(画像の修正や加工作業)をします。
目的は
- 素材としての写真に自分なりの表現を加えて作品として仕上げるため
や
- 失敗してしまった部分をよく見せるため
など。
これが良いかどうかは論争になるため一旦置いておくとして。
レタッチってみなさん結構やられてるんじゃないかと思います。
Instagramのフィルター機能
みんな大好きinstagram、僕も大好き。
自分の写真を誰かに見てもらうのにこれほど良いツールもないのではないでしょうか。
見たい見たくないにかかわらず、自分がよく見る写真のタグの投稿を自動で表示してくれるので、自分がフォローされてるかどうかに関わらず自分の写真が色々な人に見てもらえるというシステム。
このinstagramに限った話ではないですが、写真系のアプリには須らく「フィルター」というレタッチ機能が搭載されています。
このように、アップする写真に対して適用することで良さげな雰囲気を手軽に付加できるという便利機能(Normalは無加工、そのままの状態)
"Gingham"は一昔前のフィルムカメラのような、彩度抑えめかつ柔らかい雰囲気を演出してくれます。
淡いモノクロのような表現になる"Moon"。
このように、指先一つでガラッと写真の雰囲気を変えることができるというわけです。
悔しくて使いたくない
フィルターは超便利。
でもこういう得体の知れない「なんだかよくわからないもの」ってなんだか気持ち悪くないですか?
なんかうまく乗せられてる気がしませんか?
いやちょっと違うな。
なんか悔しくないですか?
"理解せず"に、もしくは"納得せず"に使うって、なんだか負けた気になりませんか?
僕はなります。負けず嫌いなので。
なので、これまではフィルターを一切使わず、LightroomやLuminarの機能を駆使してなんとか自前で写真をレタッチしてきました(これも自前と言ってしまうと賛否両論だけど)。
ゆえに僕のinstagramにアップされている写真は全てNormal, つまりinstagramのフィルターを適用しているものは1枚もありません。
心の底では気づいていたフィルターの便利さ
とはいえ、前述したようにフィルターは便利です。心の底では僕も気づいていたんです。
自分でレタッチした写真をinstagramにアップしようとしてフィルター編集画面に遷移したとき、明らかにフィルターを適用したほうがいい絵になるという事象に何度も見て見ぬふりをしてきました。
しかし自分のためでなく誰かのために撮る写真でその事象が発生したとき、このままではアカンと思ったわけです。
これは自分のためだけの写真ではないから、より良くなる可能性に目を瞑ってはならないと。
ちなみにこの写真をinstagramにアップしようとして、
あれ、Ginghamめっちゃよくね。。?となった次第。
instagramのフィルターはレタッチソフトで再現できるはず
instagramのフィルター機能も基本的には画像加工のはずなので、写真の色の彩度や輝度、色相などをある一定の法則で変更することにより作っているはず。
ということは、Lightroomなどのレタッチソフトで絶対に表現できる、いやできないわけがない(反語)ということでもあるわけです。
そしてそれが出来るということは、写真、もとい色彩表現への理解を深めることにもなるということ。
そうすればもっといい作品作れるよね。
だってセンスは知識だもの。
結果
結果から言うと、色々といじってGinghamっぽいフィルターをLightroomで再現することができました。
ま、若干マゼンタかぶりしているわけですが。。
次回からはこれをどうやって再現したのか、そしてなぜこのメカニズムについて説明していきたいと思います。