Rapha Cycling Club メンバーシップを購入してみた
Raphaというブランドをご存知でしょうか?
以前Café du Cyclisteのウェアについて書いたレビュー記事の中で少しだけ登場させた、 イギリスが誇る高品質かつグッドデザインなサイクルウェアブランドです。
カジュアルからクラシック、レーシーなモデルまでカバーし、シューズなども取り揃えたまさに総合サイクルウェアブランドと言っても良いでしょう。
プロチームへの供給は、2013~2016年の4年間は常勝Team Skyに、
今年はEF Education First Pro CyclingとCANYON SRAM Racingにウェアを提供している実績も確かなブランドです。
高品質・グッドデザインということでウェア自体は非常に高価ですが、以下の点から私はとても好きなブランドです。
- 身体にフィットするカッティング
レースモデルはロードバイクに乗って前傾姿勢を取った状態に合うようなカッティングが施されており、腹の布が弛むという現象が起きません。 とにかくバタつくのが好きではない、風の抵抗を減らしたい人にはうってつけのデザイン。
- シンプルイズザベストなデザイン
毎年ほとんどデザインの変わらないシンプルなデザイン。悪く言えば目立ちませんが、それ故に飽きが来ない。長く着れるデザインだと思います。
- 腕の長さがちょうどいい
ヨーロッパ発ということもあり欧米人の体型に合わせて袖が長めの作りになっています。それでいて細身なので、細長い体型の私にとっては好都合です。
- 着心地がとても良い
クラシックシリーズはメリノウールを使っており、非常に着心地がよく快適です。
- アフターサービスが充実
なんとライド中のウェアへのダメージを無料で修理してくれるリペアサービスもあります(一部対象外はあり)。
お高いウェアなので落車して破いてしまうとショックもそれだけ大きくなるわけですがこのサービスのおかげで心配なし。 信じられますか?自分の責任で破いたウェアを修理してもらえるってどういうことなの。。(それを含んだ値段とも考えられるが)
自分も過去に3回ほどリペアに出し、そのうち1回はパッチ当ての修理、1回は修理不可のため新品と交換、もう1回は1万円のバウチャーで対応とかなり手厚いです。
残念ながら現在は一時的に停止になっており、バウチャーのみの対応となっている模様。いずれにしても手厚い。
また、忘れてはならないサービスがもう一つ。ジャージダウンサイズオファーです。
購入から1年以内に限り、使用中に体重が落ちてジャージのサイズが合わなくなった場合に、定価の50%で購入することができるというサービス。
元々乗り込んでいて十分体重が落ちてる人にはあまり関係がないサービスですが、これから乗ろうという人にはモチベーションの維持に良いのではないでしょうか。
ざっと挙げてみましたが、単純に品質のよいウェアを作るだけではなく、アフターケアまで考えた質の高いサービスも同時に提供している素晴らしいブランドだと思います。
そんなこんなで気づいたら家にあふれていたRaphaなのですが、なんと今年はPaul Smithとのコラボジャージを発売することが決定!
実は私はPaul Smithが大好きなのです(似合うかどうかはともかく)。
Paul Smithをちゃんと意識し始めたのは2013年のGiro d'Italia(ジロ・デ・イタリア)でした。
ジロ・デ・イタリア(イタリア語でイタリア一周)は毎年5月に3週間もかけてイタリアを一周する過酷なレースです。
なんと距離にして3,000km以上、しかも間に休息日が2,3日しかないことを考えると凄まじいことがわかります。
ジロ・デ・イタリアには総合優勝含む4賞に専用のジャージが用意されており、2013年大会ではポール・スミス氏が4賞ジャージのデザイナーを務めていました。 www.cyclesports.jp
実はポール・スミス氏は元自転車競技選手だったのですが、 競技中の事故で酷い怪我を負い、そこからデザイナーとしてのキャリアを始めたという経緯があります。
自転車競技をやめてもなお自転車への愛は衰えることなく、色々な縁もあり2003年ついに大レースであるジロ・デ・イタリアのジャージのデザインを担うことになったというわけです。
さてそんなポール・スミス氏デザインのジャージのポイントは左袖の虹色のストライプ。
このストライプは「サイクルストライプ」といい、ポール・スミスが所有してきた自転車のうち、最初の7台の自転車の色を元に生み出されたこのデザイン。 今や様々な服に取り入れられているわけですが、なんと今年のRaphaとのコラボジャージにもこの意匠が取り入れられているんですね!
さて、そんな大好きな2つがコラボレーションするということで手に入れないわけにはいかない今回のジャージなのですが、
なんと今回のコラボ、Rapha Cycling Clubのメンバーしか購入できないということが判明。
さて、ここにきてついにタイトルにもなっているRapha Cycling Club(以下RCC)が出てきました。
しかしその年会費なんと¥22,000なり。。。
ちなみに入ると以下のようなメリットがあります。
- RCC限定製品の購入(Paul Smithのウェアなど)
- Rapha限定製品の優先購入
- ラファ クラブハウスで1日1杯のコーヒーが無料
- CANYONのフラッグシップバイクがレンタル可能
- 専用アプリからライドを検索、参加できる
結構な年会費を払って得られるメリットとして妥当かどうかは人それぞれですが、何が何でもPaul Smithのキットが欲しかった私としては致し方なし。
Rapha公式サイトからRCCメンバーシップを購入したのでした。
Paul Smithに限らず個人的にもう一つ気になったのは、専用アプリからライド検索・参加できるというもの。
私は如何せん自転車乗りの知り合いが少なく、少ない知り合いも家庭を持ち始めて時間が合わないということもあり最近は一人で乗ることが多くなってきました。
そんな中モチベーションも向上させるために、気軽にライドにいける環境を作りたい。。とかねてから強く思っていました。
RCCがそのキッカケになればいいなと思っています。
届いた
無駄にケースがおしゃれでヒモとか付いてる。
メンバーシップはアクティベーションコードとクラブメンバー限定グッズのセットになっており、中身はこんな感じ。
- メンバーズガイド
表にアクティベーションコードの書かれたピンク色の紙が刺さってます。 中身は、RCCメンバーに入ることで得られる恩恵の簡単な説明や、クラブメンバーのインタビュー・エッセイなど。
- オリジナルツールボトル
マットな質感で非常に高級感のあるツールボトル。凹みはRaphaウェアの袖の意匠に似たものを感じます。
ボトルケージに刺したらソッコーで汚れそうで、ちょっと使うのが勿体無い。 ワンポイントのHi-Viz ピンクが良いですな。
- オリジナルタイヤレバー
こちらもRaphaの代名詞であるHi-Viz ピンク一色の目を引くタイヤレバー。 今まで使ってたものと比較するとかなり大きいです。太さ1.5cmくらいある。
ここまで鮮やかあとこれも使うのが勿体無い。。
- キャップ
世界各地のRCC支部(チャプター)のエンブレムが散りばめられたキャップ。ちょっとかわいい。 ちなみに日本はTOKYOとOSAKAにクラブハウス(ショップ+カフェ)があり、チャプターになっています。
レッツアクティベーション
さて、このアクティベーションコードを使って早速メンバーになろうとしたのですが、結論から言うとなれませんでした。
ここでタイトルを見直していただきたいです。
特に、この記事のタイトルが「入会してみた」ではなく「購入してみた」であるところに注目です。
結論から言うと入会できなかったんですね。
アクティベーションコードが届いたのに何故?という疑問が湧くと思いますが、それは私も同じ。
というのも、実際にRaphaの公式サイトからコードを入力し先に進もうとしたところ、以下のような画面が表示されたため。
入力欄に禁止文字(記号とか)を入れたかな?と思い「入力内容を変更して【次へ進む】ボタンを押す」を何度か繰り返してみたものの同じ結果になりました。
埒が明かないのでRaphaのカスタマーサービスに問い合わせたところ、半日経たずと返信が来ました。 毎度のことながらRaphaは対応が早いです。
どうやらシステムに不具合が発生しており数日後に再び更新を試みてほしいとのこと。
Paul Smithジャージの発売はまだまだ先なので気長に待つことにします!(メンバーシップはアクティベーションしてから1年間有効ですし)
アクティベーションできたら追記したいと思います。
今日はここまで。
(ところで今回はテーブルフォトを真面目に撮ってみましたがいかがだったでしょうか?需要があれば記事にまとめようと思います。)
追記(2019/04/08)
数日後ということでしたが、2日後くらいにRaphaカスタマーセンターから復旧完了のメールが届きました。
コードを入力して、無事にアクティベーションも完了。
まずはアプリをインストールして個人データの設定などしてみました。 このアプリからライドの作成・参加ができるので、まずは他のクラブメンバーが作成したライドに参加してみようと思います。