Weekendcycler

Cycling, taking photographs, and drinking a cup of tea on the weekend

サイクリング中にハンドドリップコーヒーを淹れるための道具と方法、そしてパッキングについて語ってみた

学生時代に珈琲を飲んで腹を壊してからというもの、ずっと紅茶派を貫き続けてきました。

ところが半年くらい前に偶然もらったドリップバッグ珈琲を飲んでみたら「あれ?なんともないな?美味しいな?」

となり、そこから珈琲の魅力にどっぷり浸かってしまいました。

今では豆を注文してからその場で焙煎してくれる店に通い、自宅でミルで挽いてハンドドリップで飲むのが常習化するまでになりました。

凝り性だからね。仕方ないね。

(腹を壊した店は2回中2回当たったので、店が悪かったのか。。?と今では思うように)

珈琲を飲み続けるうちに、これをサイクリング中に飲めたら最高だろうなぁ…山の上で飲むハンドドリップコーヒーはさぞかし美味いだろうなと。

マグだけならいいけど、ドリッパーも持っていかなきゃいけないし、火起こしどうすんだよ…と疑問は尽きず、半ば諦めていました。

そんな中、ふと立ち寄ったTOKYO Wheels(自転車アパレル専門店)東日本橋店にてカメラ&アウトドア好きの店員さんと話が弾み、話の流れでボソッと「サイクリングで行った先でコーヒー入れたいんですよ〜」と言ったら、「それなら色々いいのありますよ!」とツールを色々おすすめしてもらったのでした。

www.tokyolife.co.jp

(気づいたら2時間くらい話していて営業妨害もいいところだった。。多分お店のエラい人だったからお咎めなしだったんだろうけど)

そこから自分でも色々調べてついに今日実践に至ったので、今週は(Instagramのフィルターの最後の記事をポストするつもりだったけど)サイクリング中にハンドドリップコーヒーを淹れる場合のおすすめツールとそのパッキングについて説明していきたいと思います。

道具について

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今回使う道具はこれ

  • クッカー: Snow Peak(スノーピーク) チタンシングルマグ 450ml

    これは超有名アイテム。アウトドア好きなら知らない人はいないんじゃないでしょうか?

    アウトドアやっていなくてもマグカップだけ持っている人もいるんじゃないかっていうくらい有名(かくいう自分がそうでした)

    日本が誇るアウトドラブランドSnow Peakが発売しているチタン製のマグカップ、その450mlです。

    チタン製なので超軽い。金属製なので割れることもないです(どちらかというと変形する)。

    ただ金属の一層構造なので熱伝導率が高く(チタンは金属の中では低い方だが、そもそも金属自体が熱伝導率高い)、一度熱湯を入れるとすぐに熱くなるため素手で持つことはできません(ちなみに冷めるのも早い)。

    取っ手は熱くならないので、熱い液体を入れたときは取っ手を持つことになります。

    一方でその熱伝導の高さを生かして、直火による調理が可能です。

    こいつは湯沸かしに使います。コーヒー1杯を淹れるのに必要なお湯は160ml程度なので、ギリギリ2杯分カバーできるくらいの大きさ(沸かすときに並々に入れるのは無理なので)。ちょうどいいです。

    保温性に優れた二層構造のダブルマグもありますが、こちらは直火にかけると破裂するのでやめましょう(二層の間に空気が入っているため、膨張する)

  • コーヒーカップ: Snow Peak(スノーピーク) チタンシングルマグ 220ml

    上で紹介したチタンマグの220ml版です。

    スノーピークのチタンマグは4サイズ出ていて(220ml, 300ml, 450ml)、そのうち一番小さいのがこれ。

    こいつは珈琲を飲むのに使います。珈琲一杯は160mlなので丁度いい容量ですね。

    ちなみにスノーピークのチタンマグはサイズ別で揃えるとスタッキング(重ねて収納)できるので、持ち運ぶ時に省スペースになって便利です(どこで出してるやつも同じかもしれんけど)。

  • ドリッパー: MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 02S

    サイクリング中にハンドドリップする上で 二番目の懸念事項はドリッパーでした(一番は後で出てくる)。

    どう考えても場所を取りますよね。

    と思ってたらちゃんとありました。超コンパクトなやつが。

    やっぱりアウトドアはパッキング命ということなんでしょうね。

    MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 02S 09210002000002

    MUNIEQ(ミュニーク) Tetra Drip 02S 09210002000002

    パッケージを開けると3枚の薄い金属製の板が入っているのですが、これを組み合わせるとドリッパーが完成します。

    板は一枚あたり1mmもないので、3枚重ねても超薄い。

    鏡面になっているので反射してちょっとカッコイイ。

    20190825-DSC00553

  • ミル: POREX(ポーレックス) コーヒーミル

    ポーレックス コーヒーミル

    ポーレックス コーヒーミル

    忘れちゃいけないのがミル。挽いた豆を持っていってもいいけれど、どうせハンドドリップするなら挽くところからやったほうが良いに決まっている(流石に焙煎は勘弁)

    それ、意味あるの?とか言っちゃいけない。お兄さんとの約束だぞ。

    POREXのミルだとちょうど2杯分のコーヒー豆(大さじ4くらい)を格納できます。豆はミルに入れて持っていくのが省スペースですね。

  • 火起こし: EsBit(エスビット) ポケットストーブ

    今回一番の懸念事項だったのが火起こし。

    ネットで探すとジェットボイルとかいうツールが出てくるんですが、流石にサイクリングで持ち運ぶにはでかすぎる。

    JETBOIL(ジェットボイル) バーナー ZIPジップ ブラック 1824325 BK 【日本正規品】 PSマーク取得品

    JETBOIL(ジェットボイル) バーナー ZIPジップ ブラック 1824325 BK 【日本正規品】 PSマーク取得品

    自分の中で決めているサイクリングの条件に軽快感を損なわないこと(ロードバイク前提)があるので、キャリアを付けて大きな荷物を持っていくという選択肢は取れません。

    そんな中で一番の懸念事項だったのが火起こしなのですが、あったんですよ丁度いいツールが。。

    それがエスビットのポケットストーブです。

    ポケットに入るくらいの大きさで湯沸かしから簡単な調理までできる優れものです。

    ちなみにこれをTOKYO Wheelsの店員さんに教えてもらいハンドドリッピングサイクリング(なんだそれ)への道が開けたので、超重要アイテム。

    あのときTOKYO Wheelsに入店するという選択肢を取って正解でした。

  • いざ珈琲淹れようと思った時に「あ、水がない!」なんてことになりがちなので忘れず準備しましょう。

    最も省スペースなのはボトルに入れて持っていくことですが、夏場やヒルクライムだと淹れようとしたとき既にボトルは空。。ということが予測できますね。

    ダブルボトル方式にして余裕を持たせておくか、いっそのこと以下のようなアウトドア用のソフトボトルを使う手もあります。

    容量的にはちょうど珈琲二杯、使い終わったら小さくたためるので便利ですね。

    今回はボトルに入っている水をそのまま使いました。

  • 風よけ

    天候によっては風よけも重要です。風が吹いてると点けた日が消えちゃいますからね。 こちらもポケットに入るぐらいコンパクトなものをチョイス。

  • フィルターペーパー(お好みのもの)

    Tetra Dripは円錐形のペーパーに対応と説明書に記述がありますが、台形型でも使えないことはないです。

    HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター M1~4杯用 100枚箱入り みさらし VCF-02-100MK

    HARIO (ハリオ) V60用 ペーパーフィルター M1~4杯用 100枚箱入り みさらし VCF-02-100MK

    自分はスーパーで買った適当な台形型を使ってます。。(この辺もちゃんと実践してまとめたいな)

    ちょっとかさばりますがネルドリップ(布フィルターによるドリップ)したい人はこだわり抜いても良いのではないでしょうか。

    HARIO (ハリオ) ろか布 ウッドネック ネルドリップ 3~4杯用 3枚入 FD-3

    HARIO (ハリオ) ろか布 ウッドネック ネルドリップ 3~4杯用 3枚入 FD-3

  • 豆(お好みのもの)

    これはもう最高に自分が好きな豆を持っていきましょう。

    今回は珈琲問屋で購入したエメラルドマウンテン(フルシティロースト)を持っていきました。

    www.tonya.co.jp

    甘みとコクが強く酸味はそこそこ。酸味はそこまで必要なく、コクと甘みな好きな自分にはクリティカルヒットな豆。

    フルシティくらいに挽くと酸味がさらに減ってちょうどいい。絶賛リピート中です。

    せっかく荷物を詰め込んでいくの(多少なりとも)足かせをプラスするのだから、頑張った自分へのご褒美として良い豆を選択しない理由はない。

    夏は多少劣化する気もしますが、そこはもう仕方ないかと。。

  • 着火道具

    これを忘れると何もできません。山の上で豆だけ挽いてもまるで意味がない。

    私はターボライターを持参しましたが、マッチなどでも良いのではないでしょうか。

  • 軍手

    チタンマグは熱するとめちゃくちゃ熱くなるので、素手で触ることはできません。 取っ手も熱くなる可能性があるので、軍手があったほうが良いですね。

    また、ポケットストーブで固形燃料を扱うときには必須になると思います。

0. パッキング

さて、自転車を軽快に走らせるためにもパッキングは重要になってきます。

パッキングといえばサドルバッグですが、重心から距離のあるサドルに取り付けるという特性上、モーメントが大きくなり走行中にブルンブルン左右に揺れて超ストレス。

そこで自分がよく使うパッキングツールがフレームバッグです(ボトルの上についてるやつ)。

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重心に近い位置に取り付けるためモーメントが小さい。少なくとも自分の場合は膝をすることもないので非常に快適です。

私がいつも使っているのがリベレイトデザインのMサイズ。

www.tokyolife.co.jp

今回のパッキングはこのフレームバッグのみで事足りました。

4リットルと結構容量があるのも理由の一つですが、他の工夫としてはこんな感じ。

  • カップをスタッキングすることでスペースを削る
  • ポーレックスのミルが細長いのでフレームバッグとの親和性が高い
  • 豆をミルに入れて持っていく
  • Tetra Dripが超省スペース(ペラッペラやでほんま)
  • エスビットのポケットストーブ超小さい…

全体的にかさばらない道具を選んでいるので、小さめのフレームバッグでも全然いけると思います。

↑で紹介した道具以外にカメラレンズ掃除用のブロワーも入りました。

1. 豆を挽く

いよいよ手順に入っていきます。

まず豆を挽いていきます。

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筋トレが趣味の先輩の剛腕により、粉々にされていくエメラルドマウンテンの豆たち。

抵抗も虚しくあっという間に粉微塵になってしまいました。

挽いた豆はテトラドリップにセットしておきましょう。

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2. 湯を沸かす

湯を沸かしていきます。

ポケットストーブを組み立てます。

フルオープンにせずに、少しハの字にしておきます。

450mlのチタンマグにちょうどフィットするくらいの大きさです。 そしてポケットストーブの真ん中のくぼんだところに燃料を投入、ライターで着火します。

着火したらすかさず水を入れた450mlチタンマグを上に置きましょう。

少し風があったので風除けも使いました。

途中で固形燃料を追加しながら温め、燃料3個くらいでコーヒーにいいくらい温度(85℃)になりました。

3. 抽出

いよいよ抽出していきます。

組み立てたTetra Dripをチタンマグ220mlの上に置き、セット完了です。

上から450mlチタンマグに入ったお湯を少しだけ注ぎ蒸らし、少し経ったら円を描くように注ぎ…といきたいところですが、チタンマグには注ぎ口が付いてるわけでもないので上手くいかないですね。。

このあたりは結構適当になってしまってます。 注ぎ口が付いた小さめのチタンクッカーがあればもう少し改善するかな。

さすがにケトルは持ってこれないので、これはこれで仕方ないですかね。。

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これで完了です。美味しいコーヒーを楽しみましょう。

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これであなたもレッツサイクリングハンドドリッピング!!(長い)