Weekendcycler

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SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS を2週間ほど使ってみた

ずっと欲しかった中望遠マクロをついに手に入れました。
半年前くらいから買おう買おうとずっと狙っていたのですが、
いざ買うぞ!とポチろうとした矢先に入院費で10万以上飛んだ(結局保険で半分以上控除されたけど)ので、
しばらくお預け状態をくらっていました。
そして12月になってボーナスが入り、こりゃもう行くしかねぇと満を持して購入。
DSC02070
www.sony.jp
この記事を書いているのは12/26なのでクリスマスプレゼントみたいになってますが、
実際に購入したのは2週間前です。
こっそりと(わざと)無言で写真をアップしていたのですが、誰もFlickrまで飛んでExifなんぞみないのか
全くツッコまれずに2週間経ってしまいました。


ま、そんなもんですかねw


ちなみにマクロレンズがどういうレンズかわからん!という方のために説明しておくと、
早い話がモノを大きく写せるレンズのことです。
よく動物の目や昆虫をものすごい綺麗に写している写真がありますが、
ああいったものはこのマクロレンズで撮影しています。


さらにこの「中望遠マクロ」の「中望遠」ですが、
これはちょっと被写体から離れて撮ることを想定したレンズとなっています。
例えば虫とか動物なんかは近くで撮影しようとするとすぐにどこかに行ってしまいますよね。
トンボ捕まえようとするとすぐ逃げてしまうのを想像してもらえればいいと思います。
そういう時に使うのがこの「中望遠」マクロなわけです。


さてレビューする、と言ってもカメラ初心者(一眼歴一年)なので、大したレビューはできないですし、
そもそもマクロレンズが初めてなので比較しようもないわけですが…
1つ言えるのは、兎にも角にもこのレンズ、今まで使っていたレンズに比べるとものすごい解像力です。


例えば2段絞ってISO100、三脚にて撮影したこの茶葉ですが、拡大すると表面の毛が見えるぐらいまでしっかりと解像しています。
DSC02036

そしてこちらは以前から持っていたSEL55F18Zで同じ茶葉を撮影し、適当な形にトリミングしたものです。前者との差は歴然で、拡大すると葉の表面のテクスチャがボケてしまっているのがわかります。
DSC01238
おそらくこの差はブログのサムネイルではわからないと思うので、サムネイルをクリックしてFlickrに飛んで、それから写真をクリックして拡大の上、ご確認ください。
お手数お掛けして申し訳ないです。


さて、なぜトリミングするかというと、まずカメラには被写体に近づける距離、つまりピントが合うギリギリの距離があります。
マクロではないレンズだとモノを大きく写せないと言いました。
これがどういうことかというと、ピントが合う限界の近さまでレンズを近付けてもマクロほど大きく被写体が写らないため、
例えばモノを真ん中にドーンと置いたような今回の茶葉のような構図の写真を通常のレンズで作るには、
ちょっと被写体から引いたところか撮影してトリミング(切り取る)しかないわけです。


では次にトリミングが悪いことなの?という話ですが、
簡単に言うと、トリミングした写真とそうでない写真を同じサイズで観た時に、
トリミングした写真の方が荒く見える、という問題が起きます。
例えば、同じ絵をB5とA3の紙に同じ構図でそれぞれ書いて、B5の紙をA3と同じサイズに拡大すると
B5に描いた絵は線が荒くなるのが容易に想像できるかと思います。
トリミングではそれと全く同じ現象が起きるわけです。

もちろん、肉眼でわからんレベルだと言えばそれまでですが。。
でも、なんとなく「綺麗」と感じる写真って、そういう細かい部分が塵として積もって出来ているのかなぁとも思っています。


ちなみにこちらも今回のSEL90M28Gで撮影したもの。スノーマンの毛一本一本までしっかりと見えます。
DSC02081


ところで、普段我々はモノを見る時に毛一本がどうのこうのなんてこと気にするでしょうか?
少なくとも僕は写真を始めるまで気にしていなかったと思います。
だけれど、マクロレンズを使うとそういう目には見えない世界が浮き上がってきます。
今まで見えなかった、もしくは見えるけど気にも留めてなかった世界をこいつが教えてくれるわけです。
そういうところがマクロの面白いところだと思います。
早くこいつを携えて動物を撮りに行きたい…